年末になってくると看過できないのが節税対策です。実は投資をすることで節税対策になることがあり、しっかりと対策を立てておくと節税に役立ちます。節税対策をしっかりと身につけ、クリニックにも経営者にもスタッフにもプラスになる節税対策を身につけておきましょう。
目次
１節税の基本は経費を増やすこと
節税対策の基本は経費の拡大です。クリニックが獲得した売り上げのうち必要経費を除外した分が収益として認められ、課税対象に組み込まれます。このため、必要経費として認められる経費を増やしておくと、課税対象の利益分を抑えることができ、節税に役立てることができるのです。クリニックの運営のために必要な費用は基本的に経費として認めることができるので、どのような費用が必要経費として該当するのか理解しておくといいでしょう。
２経費として認められるのはこんなもの
経費として認められるものには以下のようなものがあります。
・交通費と宿泊費
学会への出張や、他院の視察、必要な医療器具購入のための出張などの目的で勤務地以外への場所に出向く場合には交通費と宿泊費を経費として計上することができます。基本的にクリニックの運営に必要な費用であれば経費として算定し、節税に役立てることができるのです。
・学会などの研鑚に必要な費用
経営者に限らず、スタッフが自己研鑽のために学会に出席したり、技術を学ぶための研修に参加する場合には費用を経費として認めることができます。スタッフへの投資につながり、クリニックの収益の増加や、スタッフの実力向上に繋がるだけでなく、節税にも役立つのでしっかりと経費として計上していきましょう。
・書籍の購入代
クリニックの書籍の購入費用は経費として認定できます。スタッフが購入した医学書や経営者自身が購入した書籍も自宅で仕事のために勉強を重ねるために利用をすることになるので、クリニック運営に欠かせないものです。
しっかりと経費として利用をすると節税に役立つものは数多くあります。節税の知識を活用して適切な節税を心がけましょう。
３投資をするのも節税になる
もし年明けに医療機器の購入を検討している場合には医療機器の購入を年内に済ませてしまうといいでしょう。医療機器の購入などの投資を行うとその分委員全体の収益を抑えて、次年度の税金を抑えるのに役立ちます。クリニックの内部のリノベーションなどの設備投資をするのも節税に役立つので、医院全体のメリットとデメリットを考えながら適切な投資をするように計画を立ててみるといいかもしれません。
