勤務医を長く続けていると考えなくてはならないのが開業医のメリットです。開業するというのは医師にとっても一大事業で、自分の一生を左右する非常に大きな問題です。開業医のメリット・勤務医のメリットをしっかりと見据え、自分に見合った働きかたを考えていきましょう。
目次
１勤務医のメリット
勤務医として生活をしているとあまり見えてくることではありませんが、実は勤務医にも多くのメリットがあります。勤務医は多くの疾患の治療に関わることができ、自分以外の知識を持った医師と関わることで知識の研鑽を深めたり、一人ではできないような経験を積むことができます。特に外科系のドクターにとって独力で手術をこなしていくのは不可能に近いものなので、勤務医として医療に関わることは欠かすことができないのです。
確かに生活の厳しさ、体力的な問題など多くのデメリットもあるかもしれませんが、勤務医として生活することで得られるメリットもあります。しっかりと開業医として得られるメリットと比較しながら開業を検討してみましょう。
２開業医のメリット
開業医のメリットはまずなんといっても自由度が高いということです。勤務医に比べて自由に生活する時間が多く、比較的自分のやりたい医療以外の事までできるようになるのが魅力の一つです。自己実現には自分のやりたいことを実現するというのは非常に重要な事です。自由度の高さを求めて開業するというのは非常にいい判断でしょう。
開業医のもう一つのメリットは収入の大幅な増加にあります。開業する事で平均年収が3000万程度まで増やすことができ、手元に入る収入が大幅に増加します。生活に余裕が出て自己資産を増やすことができるというのは大きな魅力です。開業で得られるメリットの一つということができるでしょう。
３開業医は節税にも役立つ
開業し、収入が増えて問題になるのが税金ですが、実はこの税金についてしっかりと対策を立てることで手元に残る資産を残すことができます。家計に入る収入を増やしたいと思ったときには家族をクリニックのスタッフとして雇用することで収入を分散し、家計に加わる税金を減らすことができます。また、医療法人以外にMS法人を設立することで収入の分散を行ったり、事業の拡大を狙うこともできるので、収入の増加と税金の減額を同時に狙うこともできます。節税対策には経営コンサルタントとの提携や税理士との提携が功を奏します。現在開業をされていて、今後減税を考えている場合には、一度専門家の意見を求めるようにしてみましょう。
