クリニックの移転を考える時に注意したいのが移転のための手続きや移転の計画の立て方です。しっかりと計画を立ててクリニックの移転を行わなければ様々なトラブルが起こってしまう原因になります。クリニックの移転を考える上で欠かす事ができない注目ポイントを意識しておきましょう。
目次
1行政手続きに要注意
クリニックの移転を行う時には行政上の手続きが非常に煩雑になります。ごく近所に引っ越すだけであっても現在のクリニックの廃業手続きに合わせてクリニックの新規開業手続きを行います。
新規開業の手続きは早めの準備が重要になるので、しっかりと移転の日に向けて手続きを進めておく事が重要になります。まず、新規クリニックの図面ができた段階で保健所に出むき、その後早めに準備を進めておく必要があります。レントゲンを導入する場合には放射線管理区域の申請も必要になるので、休診期間を最短にするためにも、手続きに注意しましょう。
2医療法人の場合には時間がかかることも
医療法人のクリニックの場合には定款の変更が必要になるので、この手続きにも気をつけなければいけません。クリニックは移転する方が開業するよりも手続きが面倒になる事があるので、しっかりと注意しなければいけない一つのポイントです。医療法人の場合には都道府県に対して定款変更の認可の申請を行い、認可が下りたタイミングで法務局に登記を行い、新規登記事項証明書を添付する事で保健所に対して解説の手続きを進める事ができるようになります。
クリニックの移転による定款変更手続きはかなり細かい資料の添付が求められるので、移転先が決まった段階で手続きを進め、新規開業する日程はこの手続きの日程を逆算しておく必要があります。
3 移転に困ったら専門家に相談しよう
クリニックの移転に困った時にはまず専門家に相談を行い適切なアドバイスをもらったり、手続きの代行依頼を立てる事が非常に重要です。手続きの代行支援クリニックの新規開業・移転支援を行うサービスの企業は数多くあり、独力で手続きを進めるよりも、専門家に依頼をして働きながら開業を進めておいたほうがよりスムーズに負担なくクリニックの開業ができるようになります。
クリニックの移転は新規開業以上にドクターへの負担が大きいものです。もともとの診療を休診にする事なく新規移転する事ができるように、しっかりと移転の計画を立てながら手続きを進めるようにして行きましょう。