開業をするにあたり欠かせない要素としてあげられるのが資金ではないでしょうか。開業には多くの資金が必要になり、平均的に3000万円程度の資金が最低でも初期投資として必要になると言われています。医師は非常に高額の所得を手に入れることが出来ますが、これだけの資金を確保するのはなかなか難しいかもしれません。しっかりと資金調達の基本的なやり方を理解しておきましょう。
目次
１開業資金を集めるには
開業資金を集めるというのは非常に難しいものに聞こえるかもしれませんが、実は開業資金集めはそこまで大きなハードルではありません。開業に際して必要な資金は診療科によって異なるのですが、だいたい3000万円前後かかると言われています。これだけの資金を確保するにはまず自己資本をある程度確保し、その後銀行から融資を受ければいいのです。
銀行からの融資を受けるには事業計画の提示や返済計画の提示が必要になり、このような計画をしっかりと提示できれば資金調達が可能になります。医師は社会的な信用が非常に大きい職業なので、医師免許の写しや担保になる物件、保証人などの審査が比較的ゆるくなると言われています。しっかりと計画を立案し、開業資金を集めるといいでしょう。
２資金を集める時の注意点
資金を集めるときに注意しておきたいのがどのように資金を管理するのかという問題です。資金を集めるときに資金が多ければ多いほど良いという誤解をする方が多いのですが、実際に資金を集めるときには必要量よりやや多め程度に考えておくことが一番適切だと言われています。
資金を借り入れしてしまったときには必ず利息がつきまとってくるのですが、この借り入れ資金の元本が大きくなると毎月返済する利息も大きくなり、資金を活用して十分に利益を生み出さなければ経営が傾いてしまいます。
集めた資金が大きい場合にはそれに見合った利益が必要になり、あらかじめ損益分岐点の把握やキャッシュフローの把握をして返済するだけのメリットがあるかどうか考えなければいけません。
しっかりと適切な資金活用できるように専門的な知識を身につけるようにしましょう。
３資金管理に困ったときに
資金管理や資金調達に困ったときにはまず専門家に相談することが重要なのですが、多くのクリニックでこのような経営のプロをサポートにつけているという事例はあまり耳にしません。
経営を考えるときには経営コンサルタントや開業支援企業のサポートを受けると非常に安心できます。開業に必要な専門知識の不足を考えたときには開業支援企業の利用を検討していきましょう。
