MS法人は業務委託だけでなく“独自事業”でも活用できる


MS法人を設立すれば、医療法人におけるさまざまな業務を委託することができます。
もちろん業務委託によってMS法人を活用することも重要ですが、“独自事業”でMS法人を活用することも重要です。
MS法人で実践できる独自事業には、どんなものが挙げられるのでしょうか?

目次

MS法人は業務委託だけでなく独自事業でも活用しよう!ケース①

MS法人では、医療関連業務以外の業務を行うことが可能です。
したがって、もしクリニックの院長夫人が美容に精通しているのであれば、美容関連の独自事業によって、MS法人を活用することができます。
この方法は、MS法人の強みを活かしながら、院長夫人の知識をそのまま事業化できるため、非常に有効な活用方法だと言えます。
また医療法人と同じ組織の会社によって行われる美容関連事業となれば、ユーザーに安心感を与えることもできます。

MS法人は業務委託だけでなく独自事業でも活用しよう!ケース②

MS法人が業務委託以外に実践してほしい独自事業として、講演・セミナーの開催も挙げられます。
医療法人の院長が講演やセミナーを開催し、MS法人に利益をもたらすという方法です。
実績がある医療法人の院長が開催する講演・セミナーということをアピールすれば、多くの参加者を集められることが期待できます。
また講演やセミナーと合わせて研修も開催すれば、さらに需要は増えることでしょう。
反響があれば、さらに講演やセミナー、研修を開催する範囲を広げることにも繋がります。

MS法人への業務委託も並行して行うことを忘れずに

独自事業によってMS法人を活用することは重要ですが、業務委託をおろそかにしてはいけません。
MS法人設立の利点は、あくまで医療関連業務やその他業務の委託ができる、それによる節税効果が期待できるという点です。
つまり独自事業だけを行うのであればMS法人ではなく、医療法人と完全に隔離された企業を設立すればいいということになります。
MS法人に不動産関連業務やレセプト業務、医療機器のリース業務などを委託しながら、さらにMS法人を活用する方法として、独自事業を取り入れることが重要です。

まとめ

MS法人は、業務委託だけでなく独自事業でも活用できる法人です。
ただ先ほども触れたように、MS法人において独自事業を優先して行うべきだということではありません。
独自事業をスタートさせることを目標に、MS法人を設立する医療法人はほとんどないでしょう。
MS法人の業務委託だけでは効果が実感できない場合、またはMS法人の新たな可能性を探りたい場合などに、独自事業という選択肢を活用してみてください。


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