クリニックを開業する際、開業に成功する立地の選び方を知っておくことも重要ですが、失敗する立地の選び方を知っておくことも重要です。
クリニックの開業に失敗する立地の選び方を知っていれば、その選び方を意識して避けるだけで失敗に繋がりにくくなります。
詳細を確認してみましょう。
目次
クリニックの開業に失敗する立地の選び方①診療科目と地域性に不一致がある
開業したいクリニックの診療科目と地域性に不一致がある場合、クリニックの開業は失敗しやすくなります。
例えば小児科のクリニックを開業したものの、その地域には子どもが少なく、むしろ高齢者が多く住んでいたというようなケースです。
このような状況になってしまうと、業績を上げるのは非常に難しくなります。
クリニックを開業する際は、その地域のイメージや古いデータは参考にせず、直近の統計データを参考にして、地域性との不一致が生まれないようにしなければいけません。
クリニックの開業に失敗する立地の選び方②前勤務地の近くに開業する
クリニックの開業を目指している方の中には、以前勤務していた総合病院などの近くで独立しようとする方が多いです。
総合病院に訪れていた患者に足を運んでもらえる可能性が高く、開業に成功すると考える方が多いためです。
ただこの方法は、総合病院で勤務している他の医師も考えていることです。
つまり、クリニックの開業直後から集患が見込めると考えて独立しても、周辺で多くの競合クリニックが開業される可能性が高いということです。
そうなると、独立後の集患も芳しくなく、クリニックの開業は失敗に終わってしまうケースが増えてしまいます。
クリニックの開業に失敗する立地の選び方③相続された土地で開業する
クリニックの開業を目指す方には、相続によって手に入れた土地での開業を目指す方もいます。
相続された土地を利用すれば、土地の購入費は削減でき、立地選びの手間も省けます。
ただ開業する前に、その土地のある場所がクリニックを開業する立地として適切なのかどうかは、必ず確認しなければいけません。
初期費用や手間を減らすことができても、クリニック開業後に集患できなければ、その立地選びは失敗に終わります。
まとめ
クリニックの開業に失敗する立地選びについて解説しました。
今回解説したような立地の選び方をする方は、そのほとんどがクリニックの開業を焦っている方です。
焦って自分の目線ばかりで立地探しをしても、クリニックの開業は失敗に終わるだけです。
自身の開業するクリニックを俯瞰で見ることができれば、立地選びにおける課題や問題点に気付くことができるでしょう。