開業医には高額な退職金を受け取った後、その使い方に失敗するケースが多く見られます。
したがって、これから退職金を受け取ろうとする開業医は、受け取った後に失敗するパターンを事前に知っておきましょう。
たとえ高額な退職金であっても、無計画に浪費することは良くありません。
目次
開業医が退職金を受け取った後に失敗するパターン①金融機関に勧められた投資商品に投資する
開業医だけに限らず、退職金を受け取った後に金融機関から連絡があり、投資商品を勧められるというケースはよくあります。
また金融機関で提供している投資商品のプランには、退職金の半分を高金利の定期預金で運用し、残りの半分を高配当の投資信託で運用するというものが多く存在します。
このようなプランの高金利、高配当という言葉に魅力を感じ、退職金を費やしてしまう開業医は多いですが、慎重に判断しないと痛い目に遭う可能性があります。
例えば高金利なのは最初の数ヶ月だけであり、その後はハイリスクな投資商品を訳もわからず買い続けているということもあるので、注意が必要です。
開業医が退職金を受け取った後に失敗するパターン②不動産購入やリフォームに資金を使いすぎる
開業医には、退職金を受け取った後に悠々自適な生活を送りたいと思う方が多く、退職金で不動産を購入したり、現在の住居をリフォームしたりしがちです。
ただ不動産を購入したのはいいものの、結局あまり使用せず、固定資産税などの税金だけ支払う状況になるというケースはよくあります。
また現在の住居のリフォームで散在しすぎた結果、老後資金が乏しくなるというケースもあります。
開業医が退職金を受け取った後に失敗するパターン③生活水準を下げずに生活する
開業医は年収が高い職業のため、どうしても生活水準は高めになります。
かといって、退職金を受け取った後も現役のときと同じように生活していると、退職金はすぐに底を付いてしまいます。
老後資金には、引退した開業医が生活していくための資金だけでなく、介護施設に入るための資金、身体が不自由でも過ごしやすい住居へのリフォーム資金なども含まれていることを忘れてはいけません。
まとめ
開業医が退職金を受け取るまでの道のりは、決して平坦ではありません。
現役のときに小規模企業共済などを活用し、しっかり積み立てないことには、理想の退職金を受け取るのは難しいでしょう。
またそこまで苦労して受け取った退職金を、退職後に浪費してしまうという状況は、絶対に避けなければいけません。
退職金を受け取ることがゴールではないのです。