MS法人の代表的な活用法として、医療法人では規制される事業の展開が挙げられます。
MS法人が展開できる事業にはさまざまなものがありますが、中でもおすすめなのがクリニック内での売店経営です。
今回はMS法人の活用法として、医療法人では規制される売店経営の利点について解説したいと思います。
目次
【MS法人の活用法】医療法人では規制される売店経営における利点①患者の満足度アップに繋がる
MS法人を活用してクリニック内で売店経営を行えば、患者の満足度アップに繋がります。
食料品はもちろん、衣類や雑誌などを売店で販売すれば、クリニックを利用する患者は必要なものをクリニック内で揃えることができるため、必然的に満足度はアップするでしょう。
医療法人が経営するクリニックにとって重要なのは、いかに患者のリピート率を上げられるかです。
クリニックとして、適切な診察や患者とのコミュニケーションでリピート率を上げることも大事ですが、施設を充実させることもそれと同じくらい重要と言えます。
【MS法人の活用法】医療法人では規制される売店経営における利点②従業員の満足度アップに繋がる
医療法人では規制される売店経営の利点には、従業員の満足度アップに繋がるということも挙げられます。
クリニック内に売店があれば、従業員はわざわざ院外に出て食事を摂ったり、必要なものを買いに行ったりする必要がありません。
また事務用品などもある程度揃えておけば、業務の効率化にも繋がります。
クリニックでは、患者のリピート率を上げると同時に、従業員に魅力的に感じてもらえる環境づくりも意識しなければいけません。
【MS法人の活用法】医療法人では規制される売店経営における利点③効率的に利益を上げられる
クリニック内にある売店は、基本的にいつでも需要のある施設です。
したがって、利益が見込めるかどうかわからない他の事業を展開するよりも、安定して効率的に利益を上げられる可能性が高いでしょう。
もちろんクリニックがあるエリアや患者の年齢などに合わせて、マーケティングを行う必要はありますが、それらの業務はすべてMS法人で行われます。
まとめ
MS法人の活用法として、医療法人では規制される売店経営の利点について解説しました。
売店経営はクリニックにおける患者、従業員の双方にとって便利な施設であり、ある程度利益を計算することができます。
また化粧品の製造・販売などの業務と比べると、比較的スムーズに展開させやすいのも魅力です。
これからMS法人を設立する医療法人は、売店経営という活用法をぜひ選択肢に入れていただきたいと思います。