開業医が従業員に退職金を支払う3つの理由について


現状、退職金制度を設けているクリニックは少なく、従業員50人以上のクリニックでも、導入割合は3~4割程度だと言われています。
ただ、中には制度を設けていなくとも、開業医に退職金を支払っているクリニックが存在します。
では、開業医が従業員に退職金を支払う理由には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?

目次

開業医が従業員に退職金を支払う理由①他クリニックとの差別化

開業医が従業員に退職金を支払うことで、クリニックは他クリニックとの差別化を図れます。
当たり前のことですが、同じような条件で求人を募集しているクリニックがあれば、退職金がもらえるクリニックを選択する方の方が多くなりますよね。
先ほど触れたように、退職金制度を設けているクリニックは決して多くないため、これだけでも大きな差別化となるのです。

開業医が従業員に退職金を支払う理由②従業員離れの防止

開業医が従業員に退職金を支払う理由としては、従業員離れの防止も挙げられます。
退職金は、必ずしも支払わなければいけないものではありません。
よって、たとえ数十年に渡ってそのクリニックを支え続けた従業員であっても、退職金が必ずもらえるという保証はないのです。
ただ、他の従業員が、長年活躍してきた従業員でも退職金をもらえなかったという事実を知ったとき、果たしてどう感じるでしょうか?
おそらく、仕事のモチベーションが下がったり、場合によっては離職したりすることになるでしょう。
従業員が離れてしまい、経営が難しくなることを防ぐためにも、退職金は支払うべきなのです。

開業医が従業員に退職金を支払う理由③感謝の表現

開業医が従業員に退職金を支払う理由としては、従業員に対して、感謝を表現すべきだからということも挙げられます。
退職金制度を導入していないにも関わらず、従業員に退職金を支払っているクリニックの多くは、開業医から感謝の気持ちを表現するために支払っています。
もちろん、クリニックにとって、長年支えてきてくれた従業員が退職することは、大きな痛手ではありますが、最後は感謝の気持ちをしっかり伝え、気持ちよく送り出してあげることが大切です。

まとめ

ここまで、開業医が従業員に退職金を支払う3つの理由について解説してきました。
退職金は、クリニックにとって大きな支出となるものですが、支出をためらうことによって、クリニックにおける環境が悪くなる可能性を考えると、必ず支払うべきものだと言えます。
そのため、まだクリニックを開業したばかりの開業医でも、早いうちから資金計画を立てておかなければいけません。


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