源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミング


クリニックにおいて、在籍していた医師が年度途中で退職してしまうというケースがあります。
また、クリニックは年度途中で退職した医師に対しても、源泉徴収票を発行しなければいけません。
では、源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミングとは、一体いつなのでしょうか?

目次

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミング①再就職する際

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミングとして、まずその医師が再就職するタイミングが挙げられます。
再就職先の会社では、以前勤めていた場所の源泉徴収の内容、そして再就職先の源泉徴収の内容を合わせて、年末調整を行う必要があるためです。
そのため、このタイミングで、「源泉徴収票を発行してほしい」と年度途中に退職した医師から連絡が来ることを覚えておきましょう。

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミング②確定申告をする際

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミングには、その医師が自ら確定申告をするタイミングも挙げられます。
勤務先がある場合、医師自らが確定申告をする必要は基本的にありませんが、年度途中に退職し、翌年に転職する場合や、年収が一定額を超えている場合、副業で一定額以上の収入を得ている場合などは、確定申告をしなければいけません。
したがって、クリニックは、このタイミングでも源泉徴収票の発行を依頼されることを覚えておきましょう。

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミング③医師が住宅ローンを組む際

源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミングには、その医師が住宅ローンを組むタイミングも挙げられます。
住宅ローンには審査があり、審査の際は、自らの収入を証明する書類を提出する必要があるためです。
同じようなタイミングで言うと、誰かの扶養親族になるタイミングなどにも、給与収入を証明するために、源泉徴収票が必要になる場合があります。
もちろん、源泉徴収票以外にも、課税証明書など収入を証明できる書類はありますが、一般的に“収入を証明できる書類”と言えば、源泉徴収票のことを指しています。

まとめ

ここまで、源泉徴収票を年度途中で退職した医師が求めるタイミングについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
医師が源泉徴収票の発行を求めるタイミングはさまざまですが、クリニックは医師からの発行依頼があるまで、待つ必要はありません。
むしろ、発行忘れや遅れが起こらないようにするためには、年度途中で医師が退職した後、すぐに源泉徴収票を発行した方が良いでしょう。


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