医療法人では、不動産投資が禁止されていますが、不動産を購入し、所有すること自体は認められています。
ただ、医療法人が不動産を購入するのであれば、今後のことも考えて、なるべく価値が落ちにくい物件を選ばなければいけません。
では、価値が落ちにくい物件とは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?
目次
医療法人の不動産購入で選ぶべき“価値が落ちにくい物件”①立地が良い物件
立地が良い物件は価値が落ちにくく、医療法人が購入する不動産としてはとても適しています。
具体的には、以下のような物件です。
①アクセス環境が良い物件
駅が近くにあるようなアクセス環境が良い物件は、比較的価値が落ちにくいです。
特に、最寄り駅がターミナル駅である場合などは、より価値を維持できるでしょう。
②生活環境が整っている物件
スーパーや病院、学校や金融機関など、生活において必要な施設が近くにある物件も、価値は落ちにくいと言えます。
③発展性があるエリアの物件
これから新しい駅ができたり、再開発が進んでいたりするようなエリアの物件は、価値が落ちにくいどころか、むしろ今後上昇することが予想されます。
④景色の良い物件
マンションの1室などを購入するのであれば、高層階にあり、景色が良い物件の方が価値は下がりにくいでしょう。
⑤安全性が高いエリアの物件
治安が良いエリア、あるいは防犯、防災に優れているエリアの物件も価値は落ちにくいため、医療法人の不動産購入には適しています。
医療法人の不動産購入で選ぶべき“価値が落ちにくい物件”②室内環境が良い物件
室内環境が良い物件も、比較的価値を維持しやすい物件だと言えます。
具体的には、以下のような物件を指します。
①シンプルな間取りの物件
間取りがシンプルであれば、さまざまな用途で使用できるため、常に一定のニーズがあり、必然的に価値も下がりにくくなります。
②面積が広い物件
面積が広い物件も、用途の選択肢が広がるため、比較的価値は落ちにくいでしょう。
③陽当たり、風通りに優れている物件
陽当たりや風通しは、その物件での過ごしやすさを左右する大きなポイントのため、優れているほど価値は維持しやすくなります。
まとめ
ここまで、医療法人の不動産購入で選ぶべき、“価値が落ちにくい物件”について解説してきました。
医療法人がMS法人を設立し、不動産を購入して不動産投資を行うような場合は、より今回解説したことを意識して、不動産を購入するようにしましょう。
ただ、もちろん購入予算は有限ですので、費用との兼ね合いを考えることも忘れてはいけません。