勤務医として経験を積むことで、初めて自分の裁量で仕事ができる開業医になれます。
ただ、開業医になることで、勤務医のときにはなかった新たな苦労をすることになります。
では、クリニック開業後、開業医に待っている苦労とは、一体どのようなものなのでしょうか?
目次
クリニック開業後、開業医に待っている苦労①代わりがいない
開業医の苦労の1つに、“代わりがいない”ということが挙げられます。
勤務医とは違い、開業医はクリニックを引っ張っていかなければいけない立場のため、どれだけ体調不良であっても、絶対に休めないという場面が出てくることもあります。
クリニック開業後、開業医に待っている苦労②集患、増患対策を自ら取る必要がある
勤務医の場合は、自身の行う業務に集中し、ミスなく行うことがクリニックへの貢献に繋がります。
ただ、開業医はそれだけでなく、自らクリニックの集患、増患対策を取らなければいけません。
自らが経営の指揮を執るのですから、当然と言えば当然ですね。
クリニック開業後、開業医に待っている苦労③全面的に矢面に立つことになる
クリニックの開業医は、そのクリニックの顔です。
そのため、患者からのクレームなどに対しては、全面的に矢面に立つことになります。
もちろん、従業員のミスが原因のクレームであったとしても、矢面に立つのは開業医です。
また、クレームだけでなく、訴訟などに関しても、開業医がしっかり対応しなければいけません。
クリニック開業後、開業医に待っている苦労④経営者としての資金負担が発生する
これは、クリニック開業時にも言えることですが、開業医は経営者として資金負担をしなければいけません。
開業後にかかる資金には、設備資金と運転資金が挙げられ、これの負担は開業医ならではの苦労と言えます。
クリニック開業後、開業医に待っている苦労⑤従業員の労働管理をする必要がある
開業医は、なかなか自身の負担が少なくなるような働き方ができません。
なぜなら、従業員の労働管理をしなければいけないためです。
つまり、従業員にとって働きやすい環境になることを、優先しなければいけないということですね。
もちろん、人材確保なども開業医自身が行います。
まとめ
ここまで、クリニック開業後、開業医に待っている苦労について解説してきました。
これから開業医となる方は、非常に夢が膨らんでいるかと思いますが、勤務医時代にはなかった苦労が待っているということは、肝に銘じておきましょう。
また、その苦労がしっかり報われるように、計画性のあるクリニック経営を心掛けてください。