近年、電子マネー決済ができる場所はどんどん増加しており、現金派からキャッシュレス派に変わったという方も多いかと思います。
では、病院での電子マネー決済事情は、一体どうなっているのでしょうか?
今回は、病院での電子マネー決済におけるさまざまな質問にお答えしたいと思います。
目次
Q.病院では、どこでも電子マネーが使えるのか?
病院では、どこでも電子マネーが使えるのかと言うと、決してそうではありません。
電子マネー決済に対応しているかどうかは、入口や受付のカウンターに電子マネーのマークがあるかどうかで確認できます。
電子マネーを導入するかどうかは、各病院の裁量で決定されるため、いまだに対応していない病院も少なくありません。
Q.電子マネー対応の病院はどうやって探す?
電子マネーに対応している病院を探す際は、“病院なび”というサイトを利用すると便利です。
このサイトであれば、全国の電子マネーやクレジットカードに対応した病院を検索できます。
ただ、このサイトにすべての電子マネー対応病院が掲載されているとは限らないため、絶対に電子マネーを使いたいという方は、各病院に電話で問い合わせる方が無難でしょう。
また、病院を訪れる目的は、あくまで病気やケガを治したり、悩みを解決したりすることであるため、“電子マネーが使える”という理由だけで、病院を選ぶのはおすすめできません。
Q.電子マネー支払いでも、医療費控除の対象になる?
医療費控除とは、1年間に多くの医療費を支払った場合に、所得税が安くなる制度のことを言います。
では、現金ではなく、電子マネーで治療費等を支払っても、その費用は医療費控除の対象になるのでしょうか?
答えはYesです。
現金であろうと、電子マネーであろうと、はたまたクレジットカードであろうと、支払った費用が医療費であることに変わりはありません。
そのため、もちろん医療費控除の対象になります。
Q.電子マネーやクレカ以外のキャッシュレス決済はあるの?
病院によっては、電子マネーやクレジットカード以外のキャッシュレス決済を導入しているところもあります。
例えば、“医療費後払い”というシステムは、400余りの医療機関で導入されています。
これは、当日かかった医療費を口座振替、電話料金とまとめて支払い、クレジットカード支払いなどさまざまな形で後払いできるというシステムです。
まとめ
ここまで、病院での電子マネー決済におけるさまざまな質問にお答えしましたが、いかがだったでしょうか?
電子マネー決済に対応する病院は、近年少しずつですが増加してきています。
ただ、海外諸国と比べると普及率はまだまだだと言えるため、必ず電子マネー決済を利用したい方は、事前に対応しているかどうかチェックしましょう。