開業医になりたいのであれば、さまざまなことを覚悟しなければいけません。
開業医になると、勤務医時代にはなかった負担や悩みなどが生じるためです。
今回は、中でも特に覚悟しなければいけないことを4つに絞って解説しますので、ゆくゆくは開業を目指している方も、すでに開業間近の方も、ぜひ参考にしてください。
目次
開業医になるなら覚悟しておかなければならないこと①代わりがいない可能性がある
開業医が1人で診療を行う場合、どれだけ体調が悪くなっても、代わりに診療してもらうことができません。
医師1人体制であれば、もちろん人件費は大きく削減できますが、代わりがいないという状況は非常にプレッシャーが大きく、時には身体への負担も大きくなります。
そのため、必ず代診が可能な医師を雇用するか、1人体制を採用する場合は、診療時間を短縮するようにしましょう。
開業医になるなら覚悟しておかなければならないこと②トラブルの責任を取る必要がある
クリニックでは、医療過誤や患者、従業員関連のトラブル、経営トラブルなどが発生します。
また、小さいトラブルに対して、見て見ぬふりをしていると、いつの間にか大きなトラブルに発展することがありますが、その際の責任は開業医が取らなければいけません。
そのため、普段から院内にトラブルの種がないか目を光らせ、そのようなリスクを回避する必要があります。
開業医になるなら覚悟しておかなければならないこと③集患を自分で行う必要がある
勤務医時代、集患のことまで考えて勤務していたという方は少ないでしょう。
開業医は、クリニックにおける長ですから、当然集患のことも考えて経営しなければいけません。
自身で集患をすることで、クリニックを認知してもらうことの大変さに気づくでしょう。
開業医になるなら覚悟しておかなければならないこと④絶対に収入が上がるわけではない
勤務医から開業医になれば、無条件で収入が上がると思われがちですが、決してそんなことはありません。
経営状況が悪ければ、勤務医時代より収入が少なくなることも十分考えられます。
収入アップを目指すのであれば、開業前に経営のことを勉強したり、専門家に的確なアドバイスをもらったりと、勤務医時代にはなかった努力をしましょう。
まとめ
ここまで、開業医になるなら覚悟しておかなければならない4つのことを解説してきました。
医師として働く以上、開業医を目指すのは当然のことだと言えます。
ただ、開業医は、皆さんが思っているほど華々しいものではなく、地道な努力を続けることで成り立っているものです。
少なくとも、今回解説したことは覚悟した上で、開業医を目指しましょう。