産婦人科は、開業医1人で対応できる診療科ではありません。
そのため、自分以外の医者を探して雇うという作業も、開業までに必要になります。
例えば、知り合いの医者に頼むというのも1つの方法ですが、ツテがない場合もありますよね。
今回は、産婦人科を開業する前に必要となる、医者の募集についてお話しします。
目次
開業予定のクリニックの立地~他の医者が勤務しやすい場所か?~
全ての診療科において、開業予定となるクリニックの立地は、集患の上で重要な要素になりますよね。
しかし、開業予定の立地は、患者さんだけでなく、そこに努める予定の医者にも大いに関わってきます。
例えば、場所代が安いからと言って、交通の便が悪い場所にクリニックを開業してしまうと、患者さんは来にくいですよね。
それと同様に、そこに勤務する医者やスタッフの移動を考えてみて下さい。
勤め先を探している医者にとっては、通いづらい場所になると、交通費や移動の時間がかかりますから、勤務場所としては好ましくありませんよね。
その結果、中々一緒に働いてくれる医者が見つからないということにもなり兼ねないでしょう。
そのため、将来的には多くのスタッフを雇おうと考えている場合は、開業前にきちんと立地を確認しておくことが求められます。
通勤しやすい場所では、求人を出しても人が集まりやすいでしょう。
開業前に必ず医者の雇用条件を考えておく
産婦人科の開業にあたり、他の医者を雇うことを念頭に入れている場合は、雇用条件や収入面を考えておく必要があります。
例えば、常勤で勤務してほしいのか、アルバイトの形で決まった曜日、時間に来てもらうのかと様々ありますよね。
特に、産婦人科では女性の医者のニーズが高まっていますから、女医に来てもらいたいと考えている開業医もいるでしょう。
そのため、働き方を明確にしておくと、希望に合った医者が募集してくる可能性が高くなります。
例えば、子育て中の女医でも働きやすいような環境を整えていたり、若い医師が勉強できたりできる旨のアピールでも構いません。
中には、確実に医者に来て欲しいということで、お給料を高めに設定するということもあり得るでしょう。
何を重視して募集をかけるのかは、開業医自身の判断になります。
医者の雇用を考える場合は、どんな医者に来てもらいたいのか、どこまでなら雇用環境に幅を持たせられるのかを考えてみると良いかもしれません。
まとめ
今回は、産婦人科の開業医を目指す場合に検討したい、他の医者の雇用に関するお話をしました。
自身のクリニックで直接雇う場合もありますが、近くのクリニックからアルバイトとして来てもらう方法もありますよね。
どのような場合になっても、勤務条件は大事になりますから、医者に来てもらえるような条件を考えておきましょう。
医者にとって働きやすい環境や条件は、医療サービスにも直結しますから、大切にして下さい。