美容クリニックは多様なニーズに答えられることから、需要が高いですよね。
華やかな世界のイメージがある一方で、経営的に大変な事情を抱えてしまっているケースもあります。
では、この先美容クリニックの開業を目指している場合、どのような点に気を付けると良いのでしょうか?
今回は、基本事項のおさらいをしましょう。
目次
美容クリニックは不足のない開業資金があるかがカギ
美容クリニックで成功している開業医には、ある共通した特徴があります。
それは、開業資金をしっかりと準備していたかどうかです。
内情としては、融資を受けたり自分の蓄えだったりと様々ですが、開業資金はクリニックの物件を借りたり医療器具を購入したりする上で、重要な役割を担っています。
とりわけ、美容関係の最新機器は高額になる傾向がありますから、最新の治療を行うことをアピールするとなると、大きな出費になるでしょう。
そのような事情を見越して、初期段階で経営面に不安がないように準備しておくことは、集患だけでなく、医師自身のメンタル面においても重要です。
資金面での不安が小さくなると、次の行動も起こしやすくなりますよね。
美容クリニックも、チェーン店展開を見越した開業を考えるべき?
近年の美容クリニック業界では、ファミレス等のように、開業後にチェーン店を展開するような動きが見られていますよね。
一般的に、チェーン店を展開できることは、経営面で好調であるというイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、ただチェーン展開すればいい訳ではありません。
もちろん、展開先で上手くいく場合だけでなく、集患が足りず、経営が悪化してしまう場合もあるでしょう。
その結果、利益率が悪い所では、早々に撤退するという選択もあり得ますよね。
このように、利益の有無でクリニックの興廃を決めているという考え方は、意外と少なくありません。
拡大前に立地やその地域でニーズがあるかを確認することも大切ですが、早期撤退という手法を取っても問題ないのです。
この方法は、飲食業界に限りませんから、チェーン展開を視野に入れている医師は、経営方法の一つとして知っておいても良いでしょう。
まとめ
今回は、美容クリニックの開業へ向けた基本知識をご紹介しました。
開業の基本ではありますが、開業資金が不足なく準備できているかは、大きなポイントになります。
最新の治療を導入するために、あるいは、最新の機器を導入したがために、経営が上手くいかないという失敗をしてしまった医師も少なくありません。
後々チェーン展開をするにしても、初動の段階で資金面に不安がないかどうかは重要になるでしょう。
