開業医になると決めた場合、考えることが山ほどあります。
例えば、開業までのスケジュールを一つ取ってみても、分からない事だらけですよね。
クリニック開業までのスケジュールは人によって異なりますから、戸惑う人も多いはず。
では、そこをどのように調整していけば良いのでしょうか?
目次
クリニック開業までの一般的なスケジュール調整の事例
クリニック開業を検討し始めたら、まずは実際に開業するまでのスケジュールを考えてみましょう。
なぜ、流れを考えなければならないのかというと、開業の候補地となる場所探しや資金集めには時間がかかるからです。
これらは、ぱっと見で見つけられたり、すぐに資金を用意できたりというのは難しいですよね。
そのため、不測の状態があったとしても問題がないようなスケジュールを立てておくことが求められるでしょう。
診療科に関わらず、一般的には、1年半~2年前くらいから想定して考えておいた方がいいかもしれません。
このくらいの期間があると、資金を集める、融資を得るにしても十分な期間になりますよね。
逆算して考えていくと、いつまでに何をすべきかが明確になりますから、様々なやり取りもしやすくなるでしょう。
クリニック開業のタイミングは繁盛期に合わせてスケジュールを立てるべき?
ところで、クリニック開業までのスケジュールの立て方は理解できても、問題となるのは開業のタイミングです。
どの時期に開業すると集患に適しているのかというのは、結構気にしてしまいますよね。
例えば、耳鼻科にとっては花粉症、内科にとっては風邪やインフルエンザの流行が集患のピークになるでしょう。
そう考えると、ピーク時に合わせての開業は、理にかなっている感じがしますよね。
しかし、集患の観点から見ると、必ずしも需要の高い時期に開業を合わせた方がいいとも言えません。
なぜなら、予定地の地域の特徴をしっかりと把握せずにいると、かえってマイナスになってしまうこともあるからです。
また、集患においても、サービス面での満足度が高ければ、どのような時期であっても結果はきちんと出てきますよね。
そのため、繁盛期に無理やり合わせて開業を目指すよりも、設備やサービス面を充実させてからの開業の方がいいでしょう。
タイミング的に合わせられそうならば問題ありませんが、前倒しで無理やり合わせようとするならば避けた方がいいかもしれません。
参考URL DtoDコンシェルジュ
(https://www.dtod.ne.jp/kaigyo-topics/start/article02.php)
まとめ
今回は、クリニック開業に向けてのスケジュール調整や開業のタイミングについて解説しました。
開業までにかかる時間は、開業予定日から逆算して、ゆとりのある日程を考えましょう。
特に、資金面はいつまでに確保しておくのかは、重要な項目になります。
また、先輩開業医から実体験を聞いてみる等、経験談を参考に動いてみるのもイメージしやすくていいかもしれませんね。