医療用の物件探しの注意ポイント~医療法人化を目指すなら~


開業にあたり、どの場所・建物で行うかは、今後を左右するくらい重要になります。
そして開業をしたばかりの頃は現実味が無くても、後々、法人化を検討するタイミングが出てくるかもしれません。
そうなると、気になるのが医療用の物件についてです。
これは、どのような点に注意して探せばよいのでしょうか?

目次

医療法人化を視野に入れるなら、長期間利用できる物件を

将来的に、医療法人化を視野に入れている場合、なるべく長く利用できる物件や建物を探すようにしましょう。
実際の運営中に上手くいかず、他の場所への移動をするということも、場合によっては考えられますよね。
しかし、あまりにも転々としてしまうのは、開業前のリサーチが不足している結果かもしれません。

しかし、医療法人化にステージアップをする場合は、同じ場所で継続して運営をしていることが大前提になります。
そのため、短期的な開業では認められない場合がありますから、注意して下さい。
そして、厳密には運営機関の他に、物件の契約形態も関係してきますから、特に賃貸契約を結ぶ際はよく確認しておく必要があるでしょう。

医療法人化が可能になる物件の賃貸借契約の内容とは?

では、医療法人化を目指す場合の医療用物件のポイントになる部分は、どのようになっているのでしょうか?
それは、テナント等の物件を借りる場合に結ぶ、賃貸借契約にあります。
実は、契約内容によっては、賃貸年数が10年以下に設定されていることがあり、これを知らないと移転しなければならなくなりますよね。

医療法人化の要件の中には、賃貸借契約が長期間にわたって継続しているということが求められます。
そのため、移転の可能性がなく、そのままの場所で運営していくことが、法人化の前提条件になると言ってもいいでしょう。
ですので、移転の可能性があるかどうかは、テナント等を借りる際に要チェックすべき項目になりますよね。

よく開業には、集患がしやすいか、スタッフが勤務しやすいかという条件が重視されますが、移転を視野に入れて開院する場合もありますよね。
個人で運営をしていく場合ならば問題ありませんが、なるべくなら長く同じ場所にいた方が、様々な手続きはしやすいでしょう。
開業場所を検討するならば、長期的に利用できるかどうかもしっかりと確認しておいて下さい。

参考URL開業医の教科書
(https://kaigyoui.info/urban-citysuburbantenantconstruction%E3%80%80what-is-the-point-that-you-should-be-aware-of-in-the-property-selection/)

まとめ

今回は、医療用の物件探しにおける注意点をご紹介しました。
医療法人化を視野に入れようとするならば、同じ場所で長く経営をしていることが、条件の1つになります。
賃貸借契約を結ぶ場合は、短期間での移転が求められないかどうかを、書類で必ず確認して下さい。
良い場所に巡り合えると、スキルアップの土台になりますから、多様な可能性を広げてくれるかもしれません。


この記事に関するお問合わせ

    お名前 *

    メールアドレス *

    メールアドレス(確認用) *

    お問合せ内容 *