開業を検討する際、専門のコンサルタントに依頼する人も多いでしょう。
確かに、プロの力を借りることで、自分だけではできない事でも実現できるようになりますよね。
しかし、それにあたり、混同して欲しくない事があるのです。
実は、医療の経営面と開業面では依頼するコンサルタントが違う、という話をご存知でしょうか?
目次
医療の経営内容と開業では、コンサルタントに求められる能力が違う
実は、コンサルタントを依頼するにしても、医療の経営と開業ではコンサルタントが違うという事を知っていますか?
これらは、様々な媒体でよく見かけますが、どちらも同じような内容でアピールしていると、違いがよく分かりませんよね。
これから開業を目指す方は、違いをはっきりと確認しておきましょう。
一番分かりやすい違いは、「経営資源を調達するかどうか」になります。
特に、開業向けのコンサルタントの場合は、どうやって開業を無事に成功させるのか、という部分が大事ですので、当然事前準備の内容に力が入りますよね。
例えば、資金調達が上手くいきやすい方法や、集患がしやすいであろう地域のリサーチを行ってくれるでしょう。
しかし、開業前までの準備には協力してくれますが、開業後にどのように行動すべきかどうかはあまり触れません。
つまり、医師の手腕が問われるということになりますから、そこからのサポートに関しては範囲外になるといっていいでしょう。
従って、開業後の経営で悩んだ場合は、経営面で優れているコンサルタントに依頼するのがベストですね。
医療の経営面で求められるコンサルタントの能力とは何か?
開業でなく、医療の経営面で重視されるコンサルタントの能力とは、果たして何なのでしょうか?
それは、マーケティングです。
マーケティングは、医師でも勉強すれば自分でできると思う人もいるかもしれません。
確かにその通りで、開業時にも検討される部分なのですが、開業前はあくまでも予想になりますよね。
そのため、実際に開業してみてから、リサーチが正しいのかどうか、集患に繋げられるのかが現実となってくるでしょう。
実際の集患面で状況が芳しくない場合は、戦略を練り直さないといけません。
その時に、医師1人だけだと厳しい場合には、経営面でのコンサルタントが活躍してくれると言っても過言ではないでしょう。
経営の今後を左右するのに、心強い存在になりますよね。
そのため、経営面で依頼する場合は、「集患」をどうするのかをじっくりと検討してくれる人を探すといいでしょう。
まとめ
今回は、医療の経営面と開業におけるコンサルタントの違いをご紹介しました。
どちらも同じような仕事をしていると思われがちですが、実際は尽力するポイントが少し違います。
ですので、コンサルタントを依頼するにしても、その人の得意分野を聞いておかなければ失敗してしまうリスクが出てくるかもしれません。
何に対してアドバイスするのかという部分は、最初に確認しておいて下さい。