医療機関が守るべき広告におけるガイドラインを確認しよう


開業や集患をするにあたり、広告は必須になりますよね。
とはいえ、好き勝手に広告の内容を作ってしまってもいい、というわけではありません。
医療機関だからこそ、広告にはしかるべきガイドラインが存在するのです。
今回は、そのガイドラインが設けられている目的についてご説明しましょう。

目次

医療機関における広告にガイドラインが設けられている~厚生労働省が定めた指針~

クリニックを含めた医療機関では、それぞれ多様な広告を行っていますよね。
しかし、医療機関の広告の仕方には、ある共通点があり、それが記載されたガイドラインがあることを知っているでしょうか?
それが、「医療広告ガイドライン」と呼ばれるものです。

医療広告ガイドラインは、厚生労働省が作成したもので、広告を作成する際の指針が記載されています。
例えば、広告を作るにしても、何の情報を記載すればいいのか、どこまで伝えてもいいのか、素人には分かりませんよね。
しかし、ガイドラインを確認することで、記載しても大丈夫な内容が何であるのか判断することができるでしょう。

これから開業を目指している医師にとっては、必ず目を通しておきたいものになりますね。

なぜ、医療機関には広告のガイドラインが必要なのか?

ところで、医療機関に関して、広告に関わるガイドラインが設けられているのはなぜなのでしょうか?
その理由は、ガイドライン内に記載されています。

専門的な勉強をしている医師とは違い、ほとんどの人には医学の専門的な知識がありません。
そのため、ある治療法が良いという話があっても、それが本当なのかどうか判断するのが難しいことがありますよね。
広告に書かれている内容によっては、間違った情報を植え付けてしまう恐れがあるのです。

また、間違った情報の結果、健康被害が発生してしまう等の大きなトラブルに発展してしまう可能性も考えられるでしょう。
医療関係の商品や治療には、正確な知識・情報が求められます。
ですので、広告における記載の仕方1つで、情報を受け取る側の認識が変わってしまうといってもいいでしょう。

このような事態を避けるためには、きちんと広告の内容に関するルールを知らなければなりません。
広告に限らず、医療に関する間違った情報は、意外と日常に溢れていますよね。
正しい情報を伝えるために、ガイドラインがあると思って下さい。

参考URL厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf)

まとめ

厚生労働省で作られた、医療機関が守るべき広告のガイドライン。
広告を作る上で、最低限重要となる項目が記載されていますから、作成する前にきちんと目を通しておきましょう。
罰則の規定もありますが、ガイドラインに反した場合は、罰則以上の問題に発展する可能性もありますので、経営にとって致命的になります。
これは、医療全般に関わる内容に当てはまりますから、情報の記載には日頃から注意しましょう。


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