美容医療の業界市場の規模は今、海外だけでなく日本にも拡大されています。
これまでの美容医療のイメージは、人知れずこっそりと治療するものというのが通念でした。
しかし現在は、気軽に治療を受けられる上、隠さずカミングアウトする人が増えていますよね。
今回はそうした業界事情について、日本を例にお話ししましょう。
目次
美容医療市場の規模は急成長!~海外の影響を日本も受けている~
美容医療と聞くと、その市場は多岐に渡り、規模は日本よりも海外の方が活発でした。
しかし、ここ数年で韓国等から、美容に関する話題が多く入ってきましたよね。
近場の国で盛んに行われていることを、日本でできないということはありません。
その影響で、日本でも治療ができないかと活発に医師たちが動くようになってきたのです。
最近、規模を拡大している市場としては、脱毛関係が挙げられるでしょう。
脱毛の悩みは、女性に限らず、男性も抱えている人が多いですよね。
そして、最近の美意識の動向としても、脱毛をするというのは一般的になってきていますから珍しくありません。
有名人でも、脱毛していることを積極的にアピールしている人が多いですよね。
メディア的な展開も含めて、気軽に治療を受けられる雰囲気ができていると言ってもいいでしょう。
美容医療市場の規模拡大に伴う日本の課題点
美容医療市場の規模が拡大するにつれて、日本では医療現場における課題点が浮き上がってきました。
それは、美容医療に関わる人材の確保になります。
医師の選択肢には、美容医療の他にも様々な診療科がありますよね。
どの診療科を選んで仕事にするのかは、その医師次第になるでしょう。
しかし、市場が拡大傾向の美容医療業界では、その担い手が圧倒的に不足しています。
それは、業務に関わるスタッフも同様です。
何より専門の治療を行うのには、他の診療科の治療と同様に高度な技術が求められますから、すぐに実践できるわけではありません。
そのため、業界規模の拡大と人材が追い付いていない状況を改善できるかどうかが、今後のカギになるでしょう。
脱毛に限らず、ニキビやシミ治療等、ニーズは高まっています。
しかし、医師が行っている治療だからこそ、可能な治療ができたり、信頼性を確保できたりしますから、一般的なサロンとは違いますよね。
美容医療クリニックが注目を集めている今だからこそ、治療だけでなく、人材の育成にも目を向けるべきでしょう。
参考URL株式会社矢野経済研究所
(https://www.yano.co.jp/opinion/190701.html)
まとめ
今回は、美容医療市場の規模拡大に伴う、日本の現状をお話ししました。
ここまで美容医療が注目されるようになったのは、海外での美容医療の流行が一つのポイントになります。
若い世代を中心に、気軽に自分の美容ニーズを叶えてくれる治療は人気ですから、今後もその人気は広まっていくでしょう。
状況に追いつくために、専門クリニックでは確かな技術を身につけた即戦力や、教育の充実が求められるかもしれませんね。