医師の開業にまつわる疑問~精神科を目指す上で知るべきことは?~


突然ですが、医師のみなさんが開業を躊躇ってしまう診療科はあるのでしょうか?
一般的には儲からない、激務だということで避けられがちな診療科がありますよね。
その中に精神科も含まれるのですが、それでも目指したいという人は何を知っておくべきでしょうか?
今回は、経営とは違った、精神科の一面に迫ります。

目次

医師は開業面だけでなく、精神科特有のストレスと隣り合わせになる

ここでの話題は、医師の開業や経営という内容より、精神科特有のストレスや悩みについてお話しします。
精神科は、その名称の通り、精神的な面での治療を行っていきますよね。
その度合いは、軽度なものから、入院し厳しい管理が必要なレベルまで様々あるでしょう。

身体的な病気の治療は、薬や手術をすることによって改善していきます。
ですが、精神的な病気の場合は、薬を投与しただけで回復しないということが一般的ですよね。
患者さんと長い付き合いで治療をしていくのが、求められる役割になるでしょう。

その過程で、治療に専念するあまり、医師自身の精神も疲弊し病んでしまうということは少なくありません。
ですので、ストレスを溜め込まないような環境づくりが、他の診療科以上に求められると思って下さい。
特に、開業して苦労を話せる人がいないような状況だと、ストレスが溜まってしまいやすいですから要注意です。

他の医師の開業と比較される~精神科での治療の性質から~

もう一つの話題は、他の診療科の医師が開業した際に、精神科での経営と比較されることがあることです。
そこで問題となるのは、収益です。
開業すると収益が確保しやすいという話題が多いですが、精神科のニーズが増えている現在、精神科の収益は好ましい傾向にあるでしょう。

しかし、他の診療科の医師の中には、精神科は医師が手術等の行為で治療していないということから、パッシングを受けてしまうことがあるのです。
どのような病気であっても、方法に違いはありますが治療を行っていることに変わりありませんよね。
ですが、精神科特有の性質が、他の診療科からすると自分たちとは違うといった、異質な形で見られてしまうのです。

もしかすると、これから先、同業者からの心ない言葉や行動に遭遇することもあるかもしれません。
他者からも診療科特有の影響を大きく受けやすい特徴があることは、よく理解しておいて下さい。

参考URL医師転職ドットコム
(https://www.dr-10.com/careermagazine/income/1-f113/)

まとめ

医師の中で開業のニーズが高まっているのは、精神科です。
しかし、他の診療科と治療の形が違っていますから、患者数が多い=儲かっていると単純に考えらえないところもあります。
経営面の問題よりは、精神科の性質から医師本人に様々なストレスが降りかかってくることの方が予想できますよね。
その一方で、患者さんの精神面にじっくりと寄り添って治療できますから、他とは違った魅力に気付けるでしょう。


この記事に関するお問合わせ

    お名前 *

    メールアドレス *

    メールアドレス(確認用) *

    お問合せ内容 *