医師が開業しても油断NGの項目とは?~収入が落ちるのは何年目から?~


よく医師が開業をした際に、経営面では初動の収益が注目されます。
確かに、融資等の返済を考えると、最初の数年でどこまでやり繰りができるかは大切ですよね。
ですが、本当に収入を考えなければならないのは、ここからです。
医師が開業してから、何年目あたりが収入のターニングポイントになるのでしょうか?

目次

医師の開業と収入に陰りが出るタイミングは何年目が多い?

医師が開業に成功したとしても、何年目かのあたりで収入的な問題に必ずぶつかり、多くの開業医は悩んできました。
その年数とは、5年目~9年目以降。
この辺りの経営は、初期の経営状態とは違った、業務等に慣れてきている段階になりますよね。

大きな要因がない限りは、患者さんも定着し、打撃を与えるような要素はないはずです。
ですが、この年数は初期の環境を大きく変えます。
最たる例は、競合するような病院・クリニックが近隣に登場するといったことになるでしょう。
このような環境の変化は、開業時には予測することができませんよね。

長く経営をするにつれ、周囲の環境は変化します。
特に、繁華街で経営している医師ほど、その変化を感じやすいでしょう。
そのため、収入減を回避するためには、クリニック周辺の変化に敏感になっておくことが大切になりますよね。
環境のリサーチは、開業時だけで終わりではないのです。

他の医師が新規開業をする前に、開業後の何年目でも対策を!

他の医師が開業をし、自分のクリニックの収入が減ってしまってから対策を行うのではダメージの回復が厳しい場合があります。
ですので、他の医師の開業が見られそうな場合は、何年目でも経営の年数に関わらず、クリニックとしての対策を行いましょう。
例えば、新しい医療サービスの展開でも構いませんので、同じ診療科ほど差別化を図ることが大切になりますよね。

一方で、経営上に影響が出てから対策を講じるのでは、口コミ等で評判が伝わってしまう可能性があります。
そうなると、いくら患者さんにとってメリットのあるサービスを始めても、利用に繋がりにくくなってしまうでしょう。
その結果、人件費等の削減をしなければならなくなると、よりクリニックの評判に影響してきますよね。

つまり、早期の対策ができないと、悪循環に突入する可能性が高いと思って下さい。
今回の記事を読んだみなさんは、経営の初動を乗り切ったと安心せずに、慣れてきた時こそが勝負時だと思うようにしましょう!

参考URL株式会社メディカルプラス
(https://www.medicalplus.info/column/842/)

まとめ

ある医師が一度開業をした場所で、何年目経ってもずっと安定した経営ができるとは限りません。
必ず、競合相手がどこかのタイミングで登場しますから、ライバルが現れた時の対応に経営者としての手腕が問われます。
そして、この対応策は今後の経営状態にも関わってきますので、慣れている時ほど油断しないようにしましょう。
競合相手が多い地域ほど、開業スパンは活発になりやすい傾向がありますから、注意して下さい。


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