医師だからこそ知っておきたい労務管理情報~看護師の前残業について~


労務管理のチェックは、医療業界にも及んでいます。
開業した場合、医師はスタッフさんの労務管理にも注意しなければなりません。
しかし、同じ医療職であっても、職種ごとに分からないこともありますよね。
例えば、看護師の業務はどうでしょうか?
今回は労務管理の1つとして、看護師さんの前残業に迫りたいと思います。

目次

医師が知っておきたい労務管理~①前残業は残業代の対象に~

看護師は、職場の中でも関わりが多いですよね。
医師の業務サポートだけでなく、患者さんへのケアを行う等、まさしく医療の要と言っても過言ではありません。
しかし、開業すると、看護師の前残業がより見えてくるようになります。

看護師の前残業とは、業務時間前に必要な業務を、業務時間より前に来て行うことをいいます。
これは、医師にも当てはまる人がいるかもしれません。
早出して作業の準備をしなければならないというのは、精神的にも大変ですよね。

また、医師が労務管理をする上では、なるべくなら避けた方がいい部分になるでしょう。
なぜなら、基本的には、この時間も労働時間に含まれますので、残業代支払いの対象となるからです。
つまり、前残業があるという事実は把握する必要がありますし、実際に合った場合はしかるべき対応が必要になると考えて下さい。

医師が知っておきたい労務管理~②前残業が発生する理由とは?~

医師として労務管理を徹底するならば、前残業が発生しないような環境を整えなければなりません。
前残業しやすい原因は、業務時間内に作業が終わらないということが挙げられます。
この事情は、どの仕事においてもあり得ると思ってしまいますよね。

しかし、看護師の場合は、業務時間内にやることがたくさんあります。
そのため、人によっては通常の時間内にしかるべき業務が終わらない、または業務に割ける時間がないということが出てくるでしょう。
打開策としては、前残業を禁止するルールを設けることだけでなく、業務時間を見直すということが挙げられます。

一番避けないといけないのは、前残業が常習化してしまうことです。
その雰囲気は、一部の人に限らず、本来ならば残業の必要がない人にまで影響してしまいますよね。
そうなってしまうと、改善に時間がかかります。

医療関係の業務にはキリがありませんが、医師も看護師も大切な人材です。
労働者としてきちんとした環境で働けるように、常に状況を把握するように心がけたいですね。

参考URL開業医の教科書
(https://kaigyoui.info/four-cases-and-countermeasures-for-the-accompanies-of-a-clinic-service/)

まとめ

開業医、勤務医に限らず、医師ならば、自分の働き方を考えるためにも労務管理の知識は持っておくべきです。
知識を知っておくことは、自分のためになるだけでなく、看護師等のスタッフさんのためにもなりますよね。
何より、残業が当たり前の状況は、新人スタッフの意識づけにもよくありません。
恒常化している状態だけは、絶対に避けるようにして下さい!


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