新型コロナウィルスの影響は、多くの病院に及びました。
例えば、感染者の対応や経営面で苦しいといった、困難な状況がそれぞれありましたよね。
そんな中、5月末に国ではいくつかの支援制度が整備されたことを知っているでしょうか?
今回は、開業医にとって心強いコロナ支援とは何かをご紹介したいと思います。
目次
開業医にとって心強いサポートとは?~①診療継続のためのサポート~
新型コロナウィルスの影響で、集患の予定が狂ってしまったという開業医は多いですよね。
感染拡大が報道されていた時期には、今後の経営をどうしようか悩んでいた医師もいるでしょう。
そんな中、診療を継続できるようなサポートが確立しました。
この開業医向けの支援とは、経営面等における費用補助になります。
気になる補助額は、有床の場合だと200万円、無床の場合だと100万円になり、大きな金額になりますよね。
また、病院の場合は、基本が200万円で1病床当たり5万円が上乗せされる形になりますから、大きな病院ほど高額な補助が受けられるでしょう。
もちろん、このくらいの金額で経営の不安が無くなるわけではありません。
ですが、今までの現状を考えると、サポートしてもらえることが分かっただけでも嬉しい情報になりますよね。
開業医にとって心強いサポートとは?~②救急等における院内感染対策に補助~
もう一つは、院内感染の対策に関する補助になります。
この開業医向けの支援とは、主に救急や小児科、周産期機関の施設が対象になります。
これらの診療科は、他のかに比べても感染のリスクが高いですよね。
何と言っても、感染のリスクがあるから受入れを拒否するということができない共通点があるでしょう。
院内感染対策をすでに行っている医師ならばご存知かもしれませんが、必要な物を揃えるだけでもお金がかかりますよね。
それらを小まめに設置するとなると、その費用は結構な額になるでしょう。
また、感染の終息が見えない状況下では、常に用意しておく必要がありますよね。
そのため、上記の機関に関しては、院内感染防止対策にかかる費用を補助してもらえることになりました。
補助額としては、99床以下の場合は2000万円、100床以上の場合は3000万円になります。
感染防止対策に必要な設備等を整えるには、有難いですよね。
現在、このようなサポートの形ができていることを知り、今後の経営の参考にしてもらえると幸いです。
参考URL
厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20hosei/dl/20hosei04.pdf)
まとめ
今回は、開業医にとって心強いコロナ支援とは何かをテーマに、いくつかのサポートをご紹介しました。
いずれも経済的にダメージを受けている開業医にとっては、朗報ですよね。
以前から医療関係の苦しい声がピックアップされていましたが、ようやくサポートが整いつつあると思って下さい。
この他にも、医療従事者に対してのサポートは複数ありますので、第2波に備えるためにも活用していきましょう。