オンライン診療の規制緩和から、数か月経ちました。
実際に導入してみた感じは、いかがでしょうか?
今、ウィズコロナの時代にクリニックを開業するには、規制緩和の状況に関わらず、オンライン診療がポイントになりますよね。
果たして、どのようなオンライン診療なら、患者さんに選ばれるクリニックになるのでしょうか?
目次
クリニックの開業に影響するオンライン診療の規制緩和~①電話とビデオ通話~
従来のオンライン診療のルールでは、ビデオ通話をすることが求められていました、
しかし、感染症の影響で規制緩和がされたことにより、電話での対応も可能になっていますよね。
これからクリニックの開業を視野に入れている場合、患者さんとの対応に規制緩和された電話対応を取り入れるべきでしょうか?
この問題は、患者さんの立場になって考えてみて下さい。
ちょっとした症状や薬の話ならば、電話でも対応できるかもしれませんが、やはり顔が見えない分不安もありますよね。
これからの時代、患者さんに選ばれるのは、オンライン診療でもビデオ通話ができるクリニックです。
些細なことかもしれませんが、顔が見えると安心感が得られるという患者さんもいますよね。
基本的にはビデオ通話ができる環境をしっかりと整えておくのがベストですし、集患にも繋がるでしょう。
クリニックの開業に影響するオンライン診療の規制緩和~②ICT化が進んでいるか?~
もう一つクリニックの開業にあたって注意してほしいのは、規制緩和とは少し離れた部分になります。
それは、設備のICT化です。
専門家並みの高度な設備までは求めませんが、電子カルテや情報が共有できるようなシステムは導入して損はないでしょう。
なぜ、ICT化が重要なのかというと、薬の処方に関わってくるからです。
実は、通常の診察とは違い、患者さんの健康に関する情報がなければ、薬の処方が1週間しかできないというルールがあります。
そのため、初診で長期間の処方が必要だという患者さんにとっては、難しい条件になりますよね。
しかし、ICT化が進んでいると、少し状況が変わります。
例えば、健康診断の結果を画像添付で送付してもらうということができますよね。
情報が得られると、きちんとした処方を支持することができますし、オンライン診療のルールを守って適切な期間の処方箋を出すことができます。
これは、システムが整っていないクリニックではできませんよね。
設備にお金をかけるというのは、このような動きが可能になることに繋がると思って下さい。
参考URLスマホ診
(https://www.sumahoshin.or.jp/lab/online-medicalcare/how-to-choose/)
まとめ
これからのクリニック開業には、規制緩和の有無に関わらず、オンライン診療の導入が必須になります。
しかし、患者さんがクリニックを選ぶポイントは、従来とあまり変わりありません。
しっかりと診察してくれるかどうか、これに尽きるでしょう。
丁寧な対応は医師本人だけでなく、設備や導入システムにも左右されてきますから、設備面に関しては時間をかけて検討して下さい。