看護師の視点から見ると、クリニック、病院それぞれに良い所があります。
ですが教育体制の有無は、離職に繋がるほど重要な要素として捉えられている事を、ご存知でしょうか?
クリニックの規模によっては、そうした体制が整えられない所もありますよね。
今回は、教育体制の必要性と、クリニック・病院の特徴をご紹介します。
目次
看護師にとって教育体制はクリニックへの定着率に関わる
ある程度の経験がある看護師さんの中には、クリニック等への転職を希望している人がいますよね。
その際に注目しているのが、教育体制が希望するクリニックにあるかどうかです。
なぜ、教育体制が重視されているのでしょうか?
実は、転職に失敗した看護師の中には、教育体制がないことで困った体験をした人が多いのです。
例えば、専門分野でない診療科の業務をすぐに対応しないといけなかったり、使用したことのない機械の操作を任せられたりすることが挙げられるでしょう。
これらの内容は、いくら経験年数が長い看護師であっても、対応が厳しいですよね。
上記の経験をした看護師が口を揃えて言うのは、自分で勉強しないと追い付かない職場なのがキツイということでした。
確かに、職場の状況によっては丁寧な教育が難しいこともあるかもしれません。
ですが、全くフォローがないというのは問題ですよね。
この問題はスタッフの定着率にも影響しますので、きちんと取り組むべき課題になります。
教育体制が確立しているのはクリニックよりも病院
教育体制の確立や内容の充実さは、やはりクリニックよりも病院の方が優れていることが多いです。
その理由は、業務に関わる人数の多さにあります。
病院となると、業務に求められるスタッフさんの人数が違ってきますから、教育体制が作りやすい環境なのです。
ですが、クリニックが優れていないというわけではありません。
近年はクリニックでも、優秀なスタッフさんに来てもらうために、教育体制を整えている所が増えています。
ですので、クリニックの経営概要の項目には、教育体制に関する内容もしっかりと掲載しておきましょう。
ポイントは、対象となる診療科が未経験でも大丈夫かということです。
クリニックの中には、専門の経験が長い人に来て欲しい、という場合もありますよね。
求職者のニーズとズレがないようにするために、どのような人材を対象として教育を行うのかを明確にしておきましょう。
参考URLコメディカルドットコム
(https://www.co-medical.com/knowledge/article63/)
まとめ
教育体制は、クリニックにとって必要な人材を確保するために必要なものです。
離職した人の中には、教育体制が不十分であるが故に、安心して仕事できないという声も多数あります。
自分で勉強して解決できることもありますが、教えてもらわないとできないこともありますよね。
事前に教えてもらえる環境があるのは、経験年数に関わらず、求職者からの印象が良いことは間違いないでしょう。