【2020年版】クリニック法人化!~ms法人と医療法人の違い~


クリニックの法人化には複数の方法があります。
その中でもメジャーなのが、ms法人と医療法人になります。
ところで、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
実は、きちんとした違いがあるのです!
ここでは、クリニックの法人化の中でも、ms法人と医療法人の違いを解説しましょう!

目次

クリニックにおけるms法人と医療法人の根本となる違い

クリニックにおいて、経営形態の面からms法人と医療法人には違いがあることを聞いたことはありますか?
それは、法人格にあります。
医療法人は、医療行為をするといった、特別な目的を持っている法人格になりますので、一般的な会社の法人格と違いますよね。
設立の根拠となる法律は医療法になりますから、そもそもの土台が違うのです。
医療法人の法人格の特徴は、公共性が高いと言えるでしょう。

一方で、ms法人は会社法に基づいた形で設立される法人になりますので、一般的な「会社」と捉え方は同じだと思って下さい。
私たちの身の回りにある会社は、公共の目的のためにというより、会社の利益を追求するために行動していますよね。
そのため、ms法人もどちらかというと、病院という会社の利益を確保する、営利目的のサービスの実施ができる存在だと言えるでしょう。

このように、サービスを提供する視点から考えると、営利目的かそうでないのかが、法人格の面からはっきりしますよね。

クリニック経営において、ms法人の方が事業・節税上のメリットが多い

もう一つの違いは、経営面から知ることができます。
クリニック経営を、ms法人と医療法人のそれぞれの視点から見てみましょう。

医療法人の場合は、公益性のある組織のため、医療行為以外で利益を得ることは認められていません。
一般的な企業の経営に置き換えると、利益を得る手段が1つしかないのです。
その点、ms法人はどうでしょうか?

こちらは、医療法人では行えない事業、例えば会計事務や医療機器のリース、院内清掃、院内の売店、食堂の運営まで幅広く行うことができます。
簡単に言うと、複数の事業を行えますから、収入の機会が多いと言ってもいいでしょう。
まや、会社法の下に設立した法人であるため、幅広い節税対策を使うことができますから、より効率的な経営が可能になりますよね。
一方で、医療行為は事業扱いにならないことは、頭に入れておいて下さい。

このことは、経営上の強みになると考える人もいるでしょう。

まとめ

クリニック経営で法人化をする場合、ms法人と医療法人の選択肢があります。
ⅿs法人の場合は、医療行為以外のサービスの提供が可能になりますから、収入面の期待ができるだけでなく、患者さんの満足度が高いとも言われます。
複数のサービスの提供を行いたいと考えている医師にとっては、検討すべき方法になりますね。
重要なのは、医療行為を経営上どのように捉えるのかになりますので、検討する時のポイントにして下さい。


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