開業医の中には、節税に関することを税理士に任せているという人がいますよね。
ですが、自分でも基本的な知識は知っておいた方が良いと思いませんか?
節税は、その内容を理解して、自分にとってメリットのある方法を選ぶべきです。
今回は、その根本となる確定申告の違いについて解説しましょう。
目次
開業医はどちらの方が恩恵アリ?～節税に向いている申告方法とは?～
確定申告の時期が近づくと、青色申告、白色申告といった用語を聞きませんか?
開業医の場合は、どちらでも申請することができるのですが、節税面においてメリットがあるのはどちらなのでしょうか?
その答えは、青色申告です。
白色申告は基本的にどのような業種でも対応できるように、簡易的な形式になっています。
そのため、細かい節税面の恩恵を受けたいと考えるならば、青色申告で作成すべきなのです。
特に、開業医に限らず、多くの自営業者が利用しているのには、2つの理由が関係していると言っていいでしょう。
・青色申告特別控除
・青色申告専従者控除
これらの控除は、白色申告ではできない内容になりますから、メリットが多いのはこちらの方法になりますよね。
これから開業医を目指すような方は、確定申告時の「色」にも注目してみて下さい!
開業医が青色申告で節税をするためには
ところで、開業医が節税効果を得るために、青色申告の書類で作成しようとする場合は、注意点があります。
先程も少し解説しましたが、白色申告は簡易版の申告方法になります。
慣れない人にとっては難しい部分もありますが、しかるべき箇所に記入をするだけで、案外簡単に終わるでしょう。
ですが、青色申告は違いますよね。
正確な帳簿付けや、経営状態が明確に分かる書類を複数提出しなければなりませんから、日頃の努力が必要になるのです。
そうなると、自分の力だけでは難しいと思うのは当然のことでしょう。
税理士さんを雇う等、開業前に申告の違いを勉強することになると思いますが、恩恵を受ける分、ちょっとした苦労は必要になります。
このことを理解した上で、節税について考えてみるのもいいでしょう。
控除割合が多くなった上で、他の節税方法を行うことができると、よりお金の動きが活発になりますよね。
お金の知識は、自分で調べたり学んだりしなければ身につきません。
今回の記事では、基本の部分を抑えておきましょう。
まとめ
今回は、開業医の節税豆知識として、白色申告と青色申告の違いを解説しました。
様々な節税対策はありますが、申告時のちょっとした工夫でも、みなさんのメリットに繋がります。
これは、勤務医時代とは違った考え方になりますから、今まで知らなかったという人もい多いでしょう。
経営面は税理士や担当者に任せがちですが、自分でも知識として知っておく
