ms法人のススメ~医療法人に対し一部の専門家が勘違いしやすいこと~


ms法人の設立に関しては賛否両論あるものの、コンサルタント等のプロの方から、設立した方が良いとアドバイスを受けている人もいるでしょう。
そこでプロが勧めてくれるからと、安易に考えてはいけません!
今回は、ms法人設立に関するお話の中でも、医療法人に対し、一部の専門家が勘違いしやすい点をご説明します。

目次

ms法人の落とし穴~医療法人に理想と現実の違いを説明できないアドバイス~

経営上のアドバイスを、コンサルタントや税理士から話してもらうことはよくありますよね。
その中で、ms法人の設立を勧められた人もいるでしょう。
多くの場合、医療法人化している時に勧められますよね。
しかし、ms法人の設立は医療法人にとってメリットばかりでないことを、プロはその違いを認識した上で言っているでしょうか?

今までのコラムにもありましたが、ms法人を設立することで失敗している事例も少なくありません。
そのことを踏まえた上でアドバイスを聞かないと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性がありますよね。
そのため、理想と現実の違いをきちんと説明できないようなアドバイスに関しては、疑問を持たなければなりません。

私たちは、良い話ばかりを聞こうとしてしまいますが、本当に聞く必要があるのはデメリットの部分です。
上記のことに気づけないまま任せてしまうことがいかに危ない行為か、みなさんならば気づけるでしょう。

ms法人は医療法人と違い、コストがかかる選択肢であること

ms法人の設立は、医療法人の設立時と違い、時間やかかるコストが違ってきます。
そのため、医療法人化した時と同じくらいの資金力があれば大丈夫だろうと思ってしまうと、後から大変なことになり兼ねません。
特に、税制面に関しては、所得税だけでなく消費税の割合が増える場合もありますから、経営でプラスにならないことも出てくるでしょう。

ここまで通してみなさんは、アドバイス通りに設立を行っていっても良いと思いますか?
これは、みなさんの知識不足から発生している問題ではありません。
アドバイスする側の問題になりますから、アドバイザー選びが大切になることが分かりますよね。
滅多にないことかもしれませんが、メリットを勘違いしている専門家もいますので、違った認識には注意しましょう。

まとめ

今回は、ms法人の設立の際に、医療法人に対して専門家が認識違いしている事柄について、ご説明しました。
節税メリットは、誰でも受けられる内容ではありませんし、そこばかりに注目させるような言動をしてしまう専門家もいます。
正しいアドバイザーは、現実的な面も踏まえて、経営に良い選択肢を提示してくれますよね。
強引な誘惑にのってしまわないように、経営面に関してはシビアな目線を持つようにしましょう。


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