美容クリニックに限らず、医療関係の広告には厳しいルールが設けられています。
このことは、開業医ならば理解していますよね。
しかし、美容クリニックのトラブルはネット広告でも発生しているのです。
どのようなことが、トラブルに繋がってしまうのでしょうか?
今回は、その注意点について解説します。
目次
美容クリニックのネット広告で見られる危険な表現
美容クリニックでネット広告等を出す場合、専門業者等に内容に問題がないかを確認してもらいます。
所謂、内容面の審査を行ってもらうのですが、全ての広告がクリアしているとは言い難い状況があるのも事実です。
例えば、以下のような表現はどのように感じるでしょうか?
・認定機関の〇〇…
素人から見ると、しかるべき機関から認められていると好印象を抱けますが、それはどこなのでしょうか?
「認定」の意味が漠然過ぎて、実は大したことがない、そうでもないといったことがあり得るのです。
・5万例といった表現方法
治療例が〇〇件といった表現は、現実味を出してくれます。
しかし、あまりにも極端すぎると、計算した時にあり得ない働き方が発覚しますから、実績としての評価はできません。
多くの人が利用していることを広告として出したいのは分かりますが、かえって疑問点ばかり出てきてしまいますよね。
今回は2つの例を挙げましたが、どれも専門業者ならば使用を控える表現になりますよね。
ルールに則って広告を作成していても、中には抜け落ちてしまっていることがあります。
このことは、広告を作成するクリニック側も注意しなければなりません。
美容クリニックがネット広告を出す際に念頭に入れておくべきこと
ここで大切なのは、美容クリニックがネット広告を出す際の「意識」になります。
意識といっても、大層なことではありません。
本来、美容クリニックに限らず、医療業界は一般的に広告ができない職種であることを覚えておきましょう。
誇大広告等を行ってしまうと、その影響は必ずクリニックに返ってきます。
いくら施術面での患者さんの評価が高くても、広告等の表現でダメージを受けてしまっては集客にも繋がりませんよね。
美容クリニックの広告関係のトラブルの中には、訴訟問題にまで発展しているケースもあります。
トラブル回避の秘訣は、ルールに則って作成することに尽きるでしょう。
まとめ
今回は、美容クリニックにおけるネット広告の注意点について解説しました。
まだまだネット上の中には、審査から抜け落ちてしまった表現が残っていることがあります。
これからネット広告を作成する場合は、今一度表現に問題がないかを注意すべきですね。
チョットした表現でも、受け取り側の反応が違ってきますから、誤解を招くような表現は避けるようにしましょう。