オンライン診療に隠された意外なデメリットとは?


コロナの影響から、オンライン診療で体調を診てもらう人も出てきました。
自宅に居ながら診察してもらえるというのは、とても画期的ですよね。
ただし、便利な一方、オンライン診療にはデメリットもあるのです。
患者さんの命にも関わることですから、これから導入をする医師は、本記事を熟読しましょう。

目次

オンライン診療のデメリット~①診断できる範囲が限定される~

1つ目のオンライン診療のデメリットは、従来通りの多様な診察ができなくなることで、病気の早期発見や急変に対応できないことです。
オンライン診療は多くの人がご存知の通り、ネット上でのやり取りになりますから、触診等、患者さんに触れて診察することができません。
そのため、患者さんから伝えられる情報から、適切な対応をしなければならない特徴があると言っても良いでしょう。

医師にとって、様々な方法で観察ができないというのは、厳しいことですよね。
その結果、本来ならば早期に発見できた病気も、発見に時間がかかってしまう可能性があるのです。
そして、このことは急変時にも言えます。
急変時には、患者さんの体を直接見ながら、何が原因でどのような対処で緩和できるかを考えますよね。

さらに、オンライン上では可能な検査が限定されていますから、十分な対応ができるとは言い難いのです。
便利な一方で、医師から見ると慎重に診察を行わないといけない内容になっていることが分かるでしょう。

オンライン診療のデメリット~②個人情報の扱いに関して~

2つ目に懸念されているオンライン診療のデメリットは、個人情報の漏洩のリスクです。
デジタルツールを利用する現代社会では、情報漏洩は大きな課題になっていますよね。
クリニックで管理している個人情報は、患者さんに大きく関わる内容が多いですから、セキュリティ面にもいつも以上に気を遣う必要が出てくるでしょう。

もちろん、このデメリットはセキュリティ強化を徹底することで回避することができます。
特に、専用アプリや新しいパソコン等のツールを購入した際には、セキュリティ面がどうなっているのかを確認しておくと良いでしょう。
今回の導入をきっかけに、クリニック全体のセキュリティを見直すということもアリですよね。

昔から言われていることではありますが、情報の管理は利用する媒体が変わっても徹底することを忘れないで下さい。

まとめ

今回の記事では、便利なオンライン診療に隠されているデメリットについて迫りました。
便利な診察方法ではありますが、受診の際に判断できる要素が少ないデメリットを抱えていますよね。
医師としては、患者さんの話だけでなく、体を直接触ってみたり状態を診てみたりすることが必要です。
感染リスクを小さくできる方法ですが、その一方で医師には普段とは違った労力が必要となることを覚えておきましょう。


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