【2021年版】コロナ禍のクリニックの分かれ道を経営コンサルが分析


コロナ禍により、医療業界自体の崩壊が懸念されています。
実際に経営に取り組まれている開業医のみなさんも、そう感じるところがありますよね。
このような状況を、経営コンサルはどう見ているのでしょうか?
今後のクリニック経営のためにも、ここで経営コンサルの分析を知っておきましょう。

目次

現状のクリニックの変化~経営コンサルがヒアリングした結果から~

突然ですが、開業医のみなさんは、クリニックの変化を把握しているでしょうか?
単純に受診が少なくなっているという情報だけでは、不十分です。
また、受診が積極的に行われており、あまり経営が悪化しているという感覚がないクリニックもあるでしょう。
上記のようなクリニックの状況を、経営コンサルはヒアリングの結果から、次のように考えています。

大きな理由は、コロナの影響に左右されない診療科、専門治療を扱っていることにあります。
その中には、今まで受診しなかった世代が割合として増えたり、発熱患者の対応が少ないため他の患者さんが来やすかったりすることが挙げられるでしょう。
これは、クリニック自体の努力というより、そもそもの特性で成り立っていることですよね。

今回はコロナ禍による影響ですが、このような経営の変化はいつでも起こり得ます。
変化に強いことは、経営の視点から考えると心強いですよね。
しかし、どうしても変化に負けてしまうクリニックもあります。
そのようなクリニックには、対抗手段がないのでしょうか?

経営状態の回復ができるクリニックの特徴~経営コンサルの回答~

経営状態の回復が見込めるクリニックにするために、経営コンサルは以下のポイントを検討するように勧めていることが多いです。
それは、患者数が減った理由が、受診控えでない事情が絡んでいるかどうかです。
実は、受診控えが理由ならば、コロナが落ち着いた頃にでも、少しずつ戻ってきますよね。
2月初めまでは、一部の地域で緊急事態宣言が出されていますが、その間に経営が回復したというクリニックもあるでしょう。

しかし、他の要因がある場合は注意しなければなりません。
例えば、テレワークの影響により、住まいや移動範囲の関係から、いつものクリニックに行かなくなったことも考えられますよね。
上記のような理由だと、簡単に患者数が戻ってくるでしょうか?

コロナ終息後もこのままテレワーク等が継続した場合、移動範囲が大きく変わりますよね。
行動の変化は簡単に戻りませんから、そこで対策ができなければ下降したままでしょう。

まとめ

コロナ禍のクリニック経営について、経営コンサルの分析はいかがでしたか?
今までの集患状況に疑問を抱いていた開業医も、その理由に納得できますよね。
また、意外と同じ悩みを抱えている開業医が多いことも伺えるでしょう。
しっかりと分析をし、それに対応した対策を取っていくことが、経営が回復するかどうかの分かれ道になります。
今回の記事が、それを知るきっかけになれば幸いです。


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