近年は、開業に踏み切る医師の年齢が若くなっていますよね。
若い世代の医師でもチャンスを掴みやすい一方で、引退時の年齢は長くなっているイメージがありませんか?
年齢を重ねても引退できないことに、違和感を覚える人もいるでしょう。
今回は、開業医が引退する年齢とこれからのライフプランについてお話しします。
目次
開業医の引退時の年齢は?
開業医の引退時の年齢は、一般的に60代~70代が多いと言われています。
この年齢は、一般的なサラリーマンでも退職し、老後の生活に入っている時になりますよね。
そのため、自分の引退がいつなのかと考える時は、世間の常識と同じくらいを考えても良いでしょう。
また、経営状況によっては、80代まで頑張って業務をこなしている人もいます。
一定の年齢を超えても働くことができるのは、開業医、自営業の人たちの強みになりますよね。
まだまだ働けるという開業医は、今後増えてくることでしょう。
そう考えると、従来の開業適齢期と言われていた40代から、約30年~40年程度働いた後に引退するというのが一般的なことが分かりますよね。
もちろん、経営ビジョン等によっては開業年数も変わると思いますが、開業時の目標として考えておくと、今後の経営計画も立てやすいでしょう。
長く開業医として働くからこそ、年齢ごとのライフプランを考える
近年の社会情勢だと、サラリーマンでも年金の受給開始年齢がさらに上がっていますから、長く働かなければならない人がいますよね。
特に、20代~30代の若い世代からすると、自分たちの老後はいつになったら来るのかと心配になるのは当然のことです。
上記の世代は、今後の状況によっては老後でも働いていることが常識になってしまうでしょう。
このような事情を踏まえると、これから開業医を目指そうとしている人の年齢、主に30代の医師には経営と同時にライフプランも重要になってきますよね。
長く働くというのは、聞こえは良いかもしれませんが、体力的な問題から主力として働けないことも出てくるでしょう。
その結果、思った以上に働けずに、早期引退を検討せざるを得ない場合もありますよね。
例えば、資産をいつまでに確保しておくのかといった生活に関わる内容は、今からでも準備できます。
人生、仕事ばかりではありません。
自分の生き方と医師としての仕事が両立できるように考えることも、開業を見据える上で求められることです。
まとめ
今回は、開業医の引退時の年齢とライフプランについてお話ししました。
開業時の年齢が早期化していることは話題になりますが、現在の年金制度等の動向を考えると、早期リタイヤを選択する開業医は少なそうです。
サラリーマンと同じように、長く働くことがより一般化される可能性があるでしょう。
開業時に必要なことばかりに注目しがちですが、開業後、どのように終わりを迎えたいのかも一緒に考えておくべきですね。