近年の医療業界では、様々な媒体の電子化が積極的に進められていますよね。
その代表的なツールが、「電子カルテ」です。
こちらは、情報共有がしやすい、使い勝手が良い以上のメリットはあるのでしょうか?
今回は、電子カルテを導入すべき理由を、業務ミス防止や有益性の視点からお話しします。
目次
電子カルテの導入はミスの防止になる?
クリニック等で働く人に多く見られるミスには、カルテの記載ミスが挙げられます。
どうしても紙カルテの場合、急ぎの業務が入った等の理由から、記載を間違ってしまうことがあります。
その結果、患者さんに不利益がかかってしまうことも起きているのです。
この紙カルテのデメリットを解消できるのが、電子カルテの導入ということです。
電子カルテの場合、デジタルツールを利用して分かりやすい形で内容が記載されますので、誤認、記載ミスを減らすことができます。
情報共有や他の医療機関との連携がしやすいといったメリット以外にも、業務をする上で役立てるのです。
患者さんへ不利益を与えないための対策は、人間のチェックだけでは難しいこともあるでしょう。
そのような時に、電子カルテのシステムの力を借りることができると、ダブルチェックができてスタッフの負担を減らすことができるのです。
もちろん、デジタルツールにもミスはありますが、上手く活用できるとメリットの方が大きいでしょう。
小さなミスでも許されない業界だからこそ、ミス防止の体制作りに役立ちます。
電子カルテの導入の有益性～医療AIとの連動から～
さらに、電子カルテの導入は、みなさんやスタッフの業務環境を良くするだけではありません。
医療AIと連動させることによって、優先順位をつけて患者情報を知ることができるのです。
受け持っている患者の中には、優先度を高くしてチェックしなければならない人もいますよね。
従来の紙カルテの場合は、事前にスタッフと情報を共有しておくするしか対処法がありませんでした。
ですが、AIの助けを借りることによって、より患者に寄り添った治療やその方針を考えることができるのです。
これは、人間の力だけでは中々実現が難しいことでしょう。
AIは色々な分野で活躍していますが、医療現場でも大きな期待が寄せられています。
患者を第一に考えた医療という、大きなテーマの実現に一歩近づけるツールになると考えられます。
まとめ
今回は、電子カルテを導入する理由を、業務ミス防止と有益性の2つの視点からお話ししました。
人間が仕事をしていると、どうしてもヒューマンエラーが起きてしまいます。
それを電子カルテのシステムを利用して、ミスを限りなく少なくできると、正確な情報を持って患者対応ができますよね。
また、医療AIの活用により患者本位の対応も実現できますから、多忙な現場こそ活用を視野に入れてみて下さい。
