医師の資産形成は、世代を問わず勧められています。
中には、早めに取り掛かり、開業時のサポート資金として活用したいと考えている人もいるでしょう。
しかし、上記の事情以外にも理由があるのです。
ここでは、業界における医師の価値という側面から、資産形成についてお話ししましょう。
目次
医師の資産形成が必要な事情～勤務医時代の給料はどう決まる?～
突然ですが、勤務医時代の医師の給料設定は、どのようにして決まっているのでしょうか?
医師の給料は高いというイメージを誰もが持っている一方で、「高給」である理由を説明できることが少ないです。
例えば、「医師になるには資格が必要だから」と考える人がいるでしょう。
実は、この部分が医師の資産形成の必要性に関わってくるのです。
開業を見据えている医師は、勤務医の給料設定を思い出してみて下さい。
給料のお金の額は、みなさんの働きぶりや成果といった「価値」に基づいて決められた金額でしょうか?
サラリーマンの中には、成果主義を徹底している企業に勤めている場合、働きぶりに応じて高収入が得られることがあります。
しかし、医師の場合はその人のスキル面で金額が設定されている訳ではありません。
地域や病院における医師の人数によって決められることが多いですから、スキル面で判断される形にはなりません。
そう考えると、自分の価値が給料に反映されているとは言えないのです。
あくまでも、「医師」という職種柄判断されていると考えるべきでしょう。
開業に向けて勤務医の医師ができること～資産形成でお金を確保～
一般的な業種とは違い、医師は特殊な業界です。
勤務医の給料判断がみなさんの「価値」で判断されない分、他の職種と違い、専門資格があることから金額が高めに設定されることが多いでしょう。
医師は、それを活かして資産形成を行うべきです!
自分の「価値」が判断されるのは、勤務医時代でなく、開業してからになります。
フリーランスという働き方もありますが、いずれもスキル面等で他者から認められる必要があります。
スキルで評価を得るには、どうしても時間がかかってしまうでしょう。
ですが、お金に関しては今からでも準備できることがたくさんあります。
自分の価値が見てもらえないというのは、業界の性質上仕方がないことです。
今は将来の準備期間として、スキルだけでなくお金に関しても下積みの時期だと考えましょう!
まとめ
今回は、医師という職種の価値判断と資産形成についてお話ししました。
医師の収入が高収入なのは、医師という職種の需要の関係に直結していることが多く、スキル等の個人的な価値で決められているものではありません。
個人的なスキル等で判断してもらうためには、開業といった方法になるでしょう。
現状の給料から開業資金を確保するだけで満足できない人は、資産形成で確保する方法も視野に入れるようにして下さい。
