現在も、クリニックでは徹底したコロナ対策を行っています。
その中で定番になりつつあるのが、「テント診療」です。
既に行っているクリニックもあることから、気になっている医師もいるでしょう。
何か、テント診療を始めたことにより、通常の業務と違った点はあるのでしょうか?
今回は、テント診療の実態についてご説明します!
目次
クリニックのコロナ対策として始まったテント診療
クリニックの中には、既存の施設の中でコロナ対策が徹底できない事情を抱えていることがあります。
そのような時に役立つのが、テント診療。
クリニックの敷地内に小型のテントを設置していますから、屋内よりも感染リスクを低くしたうえで診療ができます。
いつもとは違った雰囲気での診療に、慣れない人もいるでしょう。
どのような患者さんがテント診療の対象になるのかは、クリニックによって基準が違います。
例えば、発熱がある、その疑いがある患者さん限定で行っているクリニックがあるでしょう。
このような対策は、他の症状で受診が必要な患者さんへの安心感にも繋がりますから、有効な方法の一つになります。
クリニックによっては感染リスクへの懸念から、通常通りの業務が厳しく、制限を設けることもあります。
それでも地域医療のためにできることがないかを模索した際に、テント診療は感染リスクへの対応をしつつ業務を行える方法になるでしょう。
クリニックで行われるテント診療の実態~コロナ対策で生じる業務への影響~
一方で、クリニックでテント診療を行った場合、コロナ対策の結果、思うように業務ができないことも出てきます。
例えば、テント診療に対応するための関係で、医師の指名ができないことが挙げられるでしょう。
顔見知りの医師に診てもらいたいという人にとっては、コロナ対策で弊害が出てしまいます。
さらに、テント診療に対応するのは医師だけでなく、スタッフも同じです。
そのため、通常業務に関われるスタッフの人員が少なくなることも予想できるでしょう。
規模の大きいクリニックならば問題ないことでも、人員にゆとりがないクリニックでは厳しい方法になることが予想できます。
業務の実態を知ると、自分のクリニックで可能な方法なのかが分かってくるでしょう。
感染状況がまだまだ落ち着きませんから、必要に応じて活用するかどうかを検討してみてはいかがですか?
まとめ
テント診療は、クリニックで行われるコロナ対策の1つです。
現在では、簡易的なテントだけでなく、雨や強い風を防ぐことができる構造のテントも登場しています。
建物内だけでコロナ対策をすることが難しい事情を抱えている所にとっては、感染リスクを低くすることができるでしょう。
同時に、テント診療の場合は寒さ対策がポイントになりますので、寒さへの対応を考えた上で導入するようにすべきです。