美容クリニックの開業にあたって、医師資格が必要になることは当然ですが、その他にも取得していた方が良い資格というのはあるのでしょうか?
資格は、取得しておくと様々な面で役立ちますから、持っていて損はありません。
今回は、美容クリニックの経営等で役立つ開業資格を2つ、ご紹介しましょう。
目次
美容クリニックであると役立つ開業資格~①医療経営士~
美容クリニックで役立つ開業資格に、医療経営士があります。
これは、経営をするにあたり最低限必要な知識を学ぶことができる資格になります。
経営面の知識を勉強した証拠として、何かしらの資格があった方が良いと考えている医師にはピッタリでしょう。
お金の流れに関して、少しでも知識があると経営面にも自信がついてきます。
資格を取得するためには、医療経営士試験に合格し、協会に入会・登録することが必要になります。
経営面の勉強はどこですれば良いのか分からないという医師は、この資格の取得を目指して勉強してみましょう。
経営に関する書籍はたくさんありますが、実践的な視点で知識を身につけたい人にお勧めです。
美容クリニックであると役立つ開業資格~②防火管理者責任者~
もう一つ美容クリニックの開業資格で役立つのは、防火管理者責任者になります。
この資格は、簡単に言うと、クリニックで定期的に避難訓練等を行う際に必要であり、施設の責任者として必須のものになります。
つまり、経営をするにあたり、絶対に取得すべき資格だと考えましょう。
資格の取得は、消防署で行っている講習を受け、その後の修了試験に合格するだけでできますからそこまで時間がかかりません。
最近では、インターネットからの申し込みも行っていますので、開業準備期間のどこかのタイミングで行ってみると良いでしょう。
一方で、この資格は経営者である医師自身が取得しなくても構いません。
スタッフの誰かが取得しているだけでも、問題ないのです。
しかし、有資格者のスタッフが辞めてしまう場合、有資格者を条件として次の人材を探すのは難しいです。
そうならないためにも、経営者である医師自身が取得しておいた方が、色々な事情を想定したとしても一番都合が良いでしょう。
クリニックの開業にあたって、経営者が取得している事例が一般的です。
開業を検討し始めた時は、忘れないように講習の申し込みをしておきましょう。
まとめ
美容クリニックには、医師資格以外にも必要な開業資格があります。
取得が必須でない資格もありますが、経営をするにあたり必須の内容もありますので、取り忘れがないようにして下さい。
一方で、取得が必須でない資格であっても、経営をする上で大切な知識を身につけることができますから、蔑ろにしてはいけません。
準備時間が長く取れる場合は、自分の勉強のきっかけとして資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?