【2021年版】優秀な医者がなぜ失敗?~開業に失敗した原因を解説~


勤務医時代に、「この人は優秀だ」と感じた医師はいませんでしたか?
そのような医者が開業医になった場合、失敗することはないだろうと誰もが思います。
しかし、どんなに優秀な医師であっても、失敗してしまうことがあるのです。
なぜ、開業が失敗してしまうのでしょうか?
今回は、その原因について解説します。

目次

優秀な医者の開業の失敗はどこから?

今回は、ある医者の開業の失敗例を参考に解説します。
その医者は、勤務医時代にとても優秀で、「この先生ならば〇〇の治療は安心」と言われるくらいでした。
つまり、その医者の技術を信頼して集まっている患者が多かったのです。
ちなみに、混雑している状況だと、予約で3か月待ちなんてこともよくあることでした。

どの分野に関わらず、自分のスキルに絶対の自信がある人は、何をやっても成功すると思ってしまいます。
その医者も、例外ではありませんでした。
開業を決めた時も、「自分ならば大丈夫」という自信に溢れていたことは、想像できるはずです。

しかし、開業から3か月後、患者数が激減し、暇な時間が多くなってしまいました。
ここまでの内容を読んだみなさんは、何が原因なのか分かりましたか?

優秀な医者でも、自分の弱みを理解しなかったため開業に失敗

実は、医者が自分の弱みに気づかなかったために、開業後の経営に失敗したのです。
医者のスキル面は優秀ですし、それを維持するための勉強は一度も怠っていません。
ですが、開業医として求められるのは、スキル以上に患者とのコミュニケーションになります。

確かに、安心して治療を受けられるという要素は、信頼を得る上で欠かせません。
しかし、腕の立つ医者でも、印象が悪い、話しかけづらいような場合は、中々心が開きづらいです。
その結果、患者が不安になっていることをきちんと相談できない場合が出てくるのです。

これでは、クリニックを受診した意味がありません。
「腕は良いけど、人柄がちょっと…」という形で、患者な離れになってしまうのです。
これでは、医師としてもせっかくのスキルを活かしきれません。

従って、医者が自分の弱みを知った上で、開業に適した行動を取らなければ、あっという間に経営難に陥ってしまうのです。
このことは、自信がある医者ほど見落としてしまいがちです。
優秀な医師であっても、成功する絶対の保証はないと思って、日々の業務を行うようにして下さい。

まとめ

今回は、優秀な医者であっても、開業が失敗した原因について解説しました。
最大の原因は、自分の弱みを理解せずに、得意分野だけで勝負したことにあります。
勤務医ならば問題ないことであっても、開業医になると働く環境や患者との関わり方が大きく変化します。
開業医に求められるスキルは、医療関係の専門知識・技術だけでないことを改めて覚えておきましょう。


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