クリニックの内装工事を行う設計事務所は、多数存在します。
その中から、最適な設計事務所を選ばなければなりません。
何に注目して探すと良いのでしょうか?
本記事では、クリニックの設計事務所を選ぶ際のポイントを二つ、ご紹介します。
目次
クリニックで設計事務所を本決定する前に比較する
クリニックで設計事務所を依頼する場合、様々なニーズをクリアした所と契約を結ぶのがセオリーになっています。
そのため、本契約を結ぶ前に見積もりやデザインを確認して決めても問題ありません。
この方法を取ると、事業所ごとの特徴を見ることができますから、一番ニーズに合った所を選べるのです。
しかしながら、見積もり等の手間をかけさせてまで比較するのは申し訳ないと考える医師もいます。
そのような場合は、事前に相談した際に複数の設計事務所に提案してもらい、比較して決めることを伝えておきましょう。
さらに、その際に発生する費用を支払わない旨を伝えておくと、不利だと思った設計事務所はそもそも提案を飲みません。
提案を受け入れた設計事務所は、選ばれないことも覚悟した上で相談に乗りますから、トラブル回避にもなります。
大切な開業費用の大半をつぎ込む項目ですから、良い設計事務所と出会うための方法として覚えておいて下さい。
クリニックの相談に不可欠なコミュニケーション能力が設計事務所にあるか
次にクリニックの設計事務所選びで大切なポイントは、コミュニケーション能力です。
これは、設計事務所に関わらず開業前の全ての作業に言えることです。
例えば、難しい専門用語を分かりやすく説明してくれる、要望を最後まで聞いてくれることが挙げられます。
設計事務所主導で強引に進めているような形では、お互いに納得できる工事ができません。
そのため、意向をしっかりと汲み取るためのコミュニケーション能力は必須なのです。
また、曖昧にせず、できないことを明確に伝えてくれることも重要です。
クリニックの内装工事を依頼する際、時には医師の思いが強すぎてしまうこともあります。
その時に、提示された予算でどこまで可能なのか、建物の構造上可能な工事であるかをきちんと話さなければ、後からトラブルに発展しかねません。
このように真摯な対応ができるかどうかも、コミュニケーション能力から判断することができます。
担当者と話した感覚を基に、判断してみて下さい。
まとめ
今回は、クリニックで依頼する設計事務所を選ぶ際のポイントを二つ、ご紹介しました。
最初のポイントは、見積もりやデザインを比較し、クリニックのニーズに近い所に依頼することです。
加えて、クリニック側のニーズを汲み取れるようなコミュニケーション能力を有しているかどうかです。
内装工事には高額な費用がかかりますから、設計事務所選びは時間がかかっても納得できる所を選ぶようにして下さい。
