クリニックの診療費は、現金のみというところも多いでしょう。
しかし、一部のクリニックでは、クレジットカードでの決済もできます。
クリニックでも、クレジットカードを使える方がいいのでしょうか?
使えるようにした場合のメリットなどを、解説します。
目次
クリニックでクレジットカードが使える利点
クリニックでクレジットカードが使えると、どのような利点があるのでしょうか?
患者さんとクリニック、それぞれに利点があるので、それぞれ紹介していきます。
まずは、患者さんの利点から紹介します。
まず、手元に現金がないときでも安心して受診できるという利点があります。
例えば給料日前やお金をおろし忘れた休日など、手元にあるお金が少ない場合でも気にせず受診することができます。
また、支出の管理がしやすいという利点もあります。
クレジットカードだと支払日が決まっていて、使用履歴も残るので楽に管理できるのです。
カードのポイントがもらえるのも、利点でしょう。
病院にとっては、まず会計を担当するスタッフの負担が軽減されます。
現金だと、お釣りの計算などが大変なことがあり、間違いも発生するでしょう。
クリニックでクレジットカードが使えれば、その心配はありません。
会計自体も、短時間で終わることができます。
その分、次の患者さんを待たせずに済むのです。
また、現金は複数の人が触っていて清潔とは言い難いのですが、それに触れずに済むというのも利点でしょう。
クリニックでクレジットカードが使えない理由
上記のような利点があるにも関わらず、クリニックの中でクレジットカードが使えるところは、ごく一部に限られます。
それは、なぜでしょうか?
まず、クリニックにクレジットカード決済用の端末を導入する必要があります。
その分、余分なコストがかかるのです。
月額利用料がかかるものもあり、その効果があるかは導入してみないと解りません。
また、決済ごとに手数料がかかります。
その分、クリニックの収入は少なくなるのです。
とはいえ、通常の事業者とは異なるため、クリニックでのクレジットカードの決済手数料はあまり高いと感じることはありません。
例えば、手数料が5%の場合、通常は売り上げが5%減少します。
しかし、クリニックの場合は健康保険を使って支払われるため、患者さんがクレジットカードで支払うのは多くても3割です。
つまり、手数料は収入の1.5%に限られるのです。
その点を考えると、クリニックはクレジットカードを利用するのに向いているといえるでしょう。
まとめ
クリニックの中でも、クレジットカードを使えるところは徐々に増えています。
患者さんにとっても、クリニックにとっても便利なので、クレジットカード決済の導入を考えてみてはいかがでしょうか。
また、最近では他にも多くのキャッシュレス決済の方法があります。
そういったものも、ランニングコストなどを考えて導入を検討してみましょう。
その方が、患者さんも便利です。