美容クリニックの多くは、サイトを作成しています。
しかし、サイトの作り方はどのようなものでもいい、というわけではありません。
美容クリニックのサイトでは、レスポンシブ対応が重要視されるのです。
そもそもレスポンシブ対応とは何か、何故それが重要なのかを解説します。
目次
レスポンシブ対応とは？
ネット上には、数多くのサイトがあります。
そのサイトの構造は千差万別であり、見た人に与える印象も大きく異なるでしょう。
そして、見やすさも異なります。
サイトは人に見てもらうためのものですが、色遣いや文字の大きさ、配置などで見やすいかどうかが変わってきます。
単に目立つように造ったサイトより、見やすい様に作られたサイトの方がより多くの人の目に留まるのです。
そして、その見やすさに大きく関わってくるのが、レスポンシブ対応です。
これは、サイトを見る際の外的条件に反応して、見やすい様にすることをいいます。
サイトを見るデバイスが色々とある以上、必要とされることは多いでしょう。
例えば、PCで見ることを前提として作られたサイトをスマートフォンで見た場合、通常であれば画面の大きさの違いから、かなり小さな字で表示されてしまいます。
スマートフォン用のサイトをPCから見た場合も、画面の中央部分にだけ表示されるなど見づらいことが多いのです。
では、スマホ用とPC用のサイトを別々に用意すればいいのかといえば、そうではありません。
いちいち、スマートフォン版はこちら、というリンクを開いて移動するのを面倒に思う人もいるでしょう。
レスポンシブ対応というのは、閲覧するデバイスの種類や画面の大きさに反応して、自動的にレイアウトを変更するようにサイトの仕様を変更することです。
そうすることで、どのような端末から見た場合も見やすいサイトとなるのです。
いちいち別のサイトとして制作するよりも、レスポンシブ対応にした方が実は簡単なのです。
また、別にした場合はURLも個別のものとなるため不便でしょう。
SEO的観点における重要性
SEO的観点から見た場合、レスポンシブ対応は非常に効果的と言えるでしょう。
それは、別のページではなく同じページで複数デバイスに合わせた表示ができるという点も大きな意味があります。
Googleなどの検索エンジンの評価では、他のWebページ、サイトとの被リンク数も関わってくるのですが、PC用とスマホ用などに分かれていると1つのサイトごとの被リンク数が少なくなってしまいます。
そうなると、Googleからの評価も分散されてしまうのです。
しかし、レスポンス対応であれば1つのサイトでどのデバイスにも対応します。
それによって、評価が分散する事態を避けることができます。
Googleの評価には、モバイル端末を利用した際のユーザー視点の評価も含まれています。
モバイル端末から見た時に、利用しやすいサイトかどうか、求める情報が含まれているかといった点も評価されているのです。
そういった観点から、レスポンシブ対応はモバイルフレンドリーの観点から推奨されているのです。
しかし、これはあくまでも操作性の評価です。
この評価が、SEOに直接結びつくというわけではないので注意しなくてはいけません。
先ほど言った分散防止の効果はありますが、それだけではなくキーワードなどの対策も怠ってはならないのです。
テーマの重要性
レスポンシブ対応には、テーマも重要となります。
テーマというのは、そのサイトのデザインや構造などです。
その選び方によっては、レスポンシブ対応ができないこともあるのです。
例えば、WordPressというツールは世界中の4分の1のサイト構築に使われていると言われているのですが、それには様々なテーマがあります。
そのテーマには、レスポンシブ対応が可能なものと不可能なものがあるのです。
そもそも対応していないと無理なので、テーマ選びは重要なのです。
また、対応しているものの中でも、レスポンシブにすると不自然になるものもあるでしょう。
テーマは、サイトの根本的な構造に関わるものです。
コンテンツを変更するのは簡単にできるのですが、テーマを変更するとなるとサイトを一から作り直すことになってしまいます。
そのため、テーマ選びは慎重に行わなくてはいけません。
レスポンシブ対応が可能なものであるのはもちろんですが、クリニックの雰囲気に合っていることや伝えたい情報を強調できることなど、選ぶ基準はいくつもあるでしょう。
そういった点も踏まえて、希望通りのテーマを選びましょう。
まとめ
美容クリニックのサイトは、PCとスマホのどちらからでも見られることがあります。
特に今は、ほとんどの人がスマホで調べるようになっています。
そのため、サイトもスマホで見やすい様に整えておく必要があるでしょう。
そのためには、やはりレスポンシブ対応が重要となります。
集客効果を高めるためにも、レスポンシブ対応の重要性を忘れてはいけません。
