クリニックが実施すべき広告宣伝方法について解説します


クリニックは非常に競争の激しい業界であり、日々広告宣伝を徹底しなければ、あっという間に廃業へ追い込まれてしまいます。
では、クリニックが実施すべき広告宣伝の方法には、どのようなものが挙げられるのでしょうか?
ここからは、広告の注意点とあわせて解説したいと思います。

目次

クリニックが実施すべき広告宣伝方法8選

クリニックが採り入れるべき主な広告宣伝の方法には、以下のものが挙げられます。

・ホームページ
・Googleマイビジネス
・SNS
・ポータルサイト
・Web広告
・チラシ、ポスティング
・DM
・オフライン広告

ホームページ

クリニックが自院のホームページを開設し、広告宣伝に利用するという方法です。
多くの患者さんは、クリニックを検索する際、「内科 〇〇市」「内科 診療時間」といったワードで検索するため、こちらにヒットするようなホームページがあれば、集患効果はアップします。
また、ブログを掲載することも、SEOの上昇や多くの方の目に留まることにつながります。

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなど、さまざまなGoogleサービス上にビジネスや組織などの情報を表示するツールです。
こちらもホームページと同じく、クリニックについて検索する方をターゲットにすることができます。
無料で編集することができ、細かい情報を掲載すればするほど、集患効果はアップします。

SNS

TwitterやInstagramなどのSNSでクリニック情報を発信する方法です。
アカウントの作成は無料であり、特に若年層の患者さんをターゲットにしたいクリニックにとっては、効果的な宣伝方法となります。

ポータルサイト

病院やクリニックなど、さまざまな医療機関に関する情報を発信、掲載しているWebサイトに、自院の情報を掲載してもらうという方法です。
条件を絞って検索しようとする患者さんに有効な広告宣伝方法であり、利用している方の年齢層も比較的広いです。
ただし、ポータルサイトへ情報を掲載する際には、広告掲載費がかかるのが一般的です。

Web広告

Googleなどの検索エンジン上にWeb広告を表示させ、集患を狙うという方法です。
具体的には、Webサイトや検索エンジンの検索結果ページ、SNSのタイムラインなどに設けられた広告枠を利用し、広告を出稿させることで、クリニックのサービスや商品の認知拡大、集患増加を狙う仕組みです。

チラシ、ポスティング

新聞広告、地域の広報雑誌などにチラシを折り込んでもらったり、商圏にある住宅のポストに投函したりする方法です。
とてもアナログな方法ではありますが、不特定多数の人の目に触れるため、潜在的にクリニックへの興味を持つ方にもアプローチすることが可能です。
また、スマホやパソコンといった媒体を得意としない世代の方に対しては、とても有効な広告宣伝方法と言えます。

DM

個人宛てに、広告宣伝目的で印刷物やメールを送る方法です。
クリニック自体の紹介はもちろんのこと、イベントやセミナーの開催をきっかけに集患したい場合には、とても重宝する方法です。
また、インフルエンザなど、時期に合った症状の予防情報を発信するために利用することもできます。

オフライン広告

看板や公共交通機関、新聞、フリーペーパーといった媒体における広告をオフライン広告といいます。
名前の通り、オンラインではないところで展開される広告であり、掲載する範囲によっては大きな広告宣伝効果を得ることができます。
ただし、このような広告は街中に溢れているため、見た人の興味をそそったり、記憶に残ったりするような工夫をする必要があります。

クリニックのオンライン広告における注意点

クリニックがホームページなどのオンライン広告を利用する場合、医療法の広告可能事項の限定を受けないために、以下の条件をクリアしなければいけません。

・サイトには電話番号、メールアドレスなどの問い合わせ先を記載する
・自由診療についての情報を記載する場合、通常必要とされる治療内容、標準的な費用、治療期間、治療回数を記載する
・自由診療についての情報を記載する場合、主なリスクや副作用について記載する

これらの条件をクリアしている場合、クリニックはオンライン広告において、比較的自由な広告宣伝が許容されます。
ただし、以下の事項は禁止されているため、注意してください。

・治療内容または治療効果に関する体験談の掲載
・詳細な情報を付さない治療前、治療後写真の掲載
・他のクリニックと比較する比較優良広告(例:県内一の医師数を誇ります など)
・誇大広告(例:科学的な根拠がないにも関わらず、「〇〇手術はリスクが高いため、××手術をおすすめします」などと記載するケース)
・虚偽広告(例:データの根拠を明確にせず、「〇%の満足度」などと記載するケース)
・合理的な根拠なく、効果や効能を表示する広告

まとめ

ここまで、クリニックが実践すべき主な広告宣伝方法と、オンライン広告を利用する際の注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
特に開業したばかりのクリニックでは、いかに早く集患数を増やし、多くのリピーターを獲得できるかが、業界で生き残るためのカギになります。
そのため、前述した方法の中から取捨選択し、自院に合った効率的な広告宣伝を心掛けましょう。


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