クリニックは、店頭の看板やホームページだけでなく、他にもさまざまなツールを使用して、集患をしなければいけません。
また、そのようなクリニックが集患に利用すべきツールの1つに、“SNS”が挙げられます。
ここからは、各SNSの特徴と、個人情報を流出させないための正しい使い方について解説します。
目次
クリニックの集患に利用すべきSNS5選
クリニックが集患対策として利用すべきSNSには、主に以下の5つが挙げられます。
・LINE
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・YouTube
LINE
クリニックの集患に利用したいSNSとしては、まずLINEが挙げられます。
こちらは9,200万人もの国内月間アクティブユーザー数を誇る、国内最大級のSNSです。
ビジネス向けアカウントの『LINE@』は、ユーザーに向けて一斉にメッセージやLINE限定クーポンを送信できる上に、ポイントカード作成などの機能も備えています。
また、LINEの一番の強みは、やはり全世代でほぼ利用率に差がないというところです。
つまり、若い方から高齢の方まで、幅広く集患が可能なツールだということです。
クリニックの集患に利用したいSNSとしては、Twitterも挙げられます。
Twitterは、国内月間アクティブユーザーおよそ4,500万人を抱えるSNSで、ニュース性や拡散性が強いのが特徴です。
そのため、個性的なサービスや、魅力的なイベントなどを行っているクリニックは、ぜひ利用すべきです。
また、情報の届く範囲が広く、リツイート機能を使えば自然なPRが可能になります。
ちなみに、ユーザーの年齢層は30代前半までが全体の50%と、若干若い世代に偏っている傾向にあります。
クリニックが集患に利用すべきSNSには、Instagramも挙げられます。
こちらは、画像がメインのSNSであるため、クリニックの世界観やブランドを表現する場所としては、非常に適しています。
また、自院のターゲット像に近いフォロワーの数を増やせるというところも魅力です。
もちろん、国内月間アクティブユーザー数は3,300万人と、SNSとしても規模も申し分ありません。
ユーザーの年齢層に関しては、30代前半までが全体の60%ほどを占めています。
クリニックが集患に利用したいSNSには、Facebookも挙げられます。
Facebookは、原則実名登録のシステムを採用しているため、高い信頼性を持っています。
また、他のSNSと比較すると、しっかり記載された文章を読むユーザーも多いです。
こちらは、利用する年齢層が若干30代後半以降に偏っていることが理由だと考えられます。
ビジネスや友達の繋がりも強く、国内月間アクティブユーザー数も2,600万人と多いため、他のSNSと併せて利用すれば、集患効果はより高くなるでしょう。
YouTube
クリニックが集患に利用したいSNSには、YouTubeも挙げられます。
YouTubeは、世界一の検索エンジンであるGoogleが運営するものであり、アカウントを作成すれば、動画をメインに投稿することが可能です。
また、YouTube最大の特徴は、やはり投稿した動画を閲覧してもらうことで、収益を得られる可能性があるという点です。
チャンネル登録者数や再生回数、動画の内容など、あらゆる条件をクリアしないと収益化はできませんが、一度チャレンジしてみるのも面白いでしょう。
ちなみに、ユーザーの年齢層は圧倒的に10代、20代に偏っているため、若い方をターゲットにしたいというクリニックは、必ず採り入れるべきだと言えます。
個人情報を流出させないSNSの使い方について
SNSは、クリニックの集患対策として非常に有効ですが、利用する際は患者様の個人情報を流出させないように注意しなければいけません。
具体的には、以下の点に注意して利用します。
・セキュリティ設定について確認する
・簡単にURLを開かない
・使っていないアカウントを放置しない
セキュリティ設定について確認する
クリニックがSNSで個人情報を流出させないためには、セキュリティ設定の確認がとても重要です。
多くのSNSには、セキュリティまたはプライバシーに関する機能が実装されており、SNSを利用する際は、どのようなセキュリティ、プライバシーに関する機能が利用できるのかを、きちんと確認しておく必要があります。
また、どのような機能が利用できるのかを確認した上で、しっかり個人情報が守られるような設定にすることも忘れてはいけません。
簡単にURLを開かない
クリニックがSNSで個人情報を流出させないためには、簡単にURLを開かないということも重要です。
SNSのユーザーは今や全世界に数えきれないほど存在し、サイバー攻撃者のターゲットとなる機会も非常に増えています。
そのため、SNSの投稿またはメッセージなどに貼り付けられたURLを開いてしまうと、悪質なサイトに誘導される可能性もあるため、注意が必要です。
使っていないアカウントを放置しない
個人情報流出を防ぎつつ、SNSを利用するためには、使っていないアカウントをすぐに削除することも大切です。
複数のSNSを利用しているクリニックの中には、現在使わなくなったアカウントを放置している方もいるかと思います。
また、使わなくなったアカウントをそのままにしていると、もしサイバー攻撃などに遭ったとしても発見が遅れやすく、個人情報を流出させられたり、不正にメッセージを投稿されたりする可能性があります。
まとめ
ここまで、クリニックの集患に利用すべき各SNSの特徴と、患者様の個人情報を守るための正しい使い方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
SNSを使い始めたからといって、すぐに思うような集患が実現できるとは限りません。
しかし、看板やホームページだけで集患する場合と比べて、集患のチャンスが拡大するのは、紛れもない事実です。