【開業医引退後の住み替え】マンション購入のポイントについて


開業医を引退した後、現在の一戸建てを売却し、コンパクトなマンションに住み替えようとする方もいるかと思います。
また、せっかく住み替えをするのであれば、誰もが理想的な転居先で、有意義な暮らしをしたいはずです。
ここからは、マンション購入で失敗しないためのポイントについて解説しますので、ぜひご覧ください。

目次

マンション購入で失敗しないためのポイント5選

引退後、分譲マンションへの住み替えを検討している方は、以下のポイントを押さえておく必要があります。

・無理のない資金計画を立てる
・価格相場を把握する
・住環境、管理体制をチェックする
・災害の危険性についてチェックする
・しっかり内見をする

無理のない資金計画を立てる

一般的に経済的な余裕があるとされる開業医の方であっても、マンションを購入する際は住宅ローンを利用するケースが多いです。
そして、住宅ローンを利用する前には、無理のない資金計画を立てなければいけません。
無理のない資金計画は、現時点での収入はもちろん、結婚あるいは子どもの進学といったイベントにかかる費用を、できるだけ細かく把握することで立てられます。
もし、無理のある資金計画で住宅ローンを利用してしまったら、まだまだ残債があるにも関わらず、ローンの返済が困難になることも考えられるため、注意しましょう。
ちなみに、開業医を引退した後、ローンの返済が困難になるということは、子どもなどの親族にその負担が移る可能性もあるということです。
自分自身で資金計画が立てられないという方は、ファイナンシャルプランナーなどのプロフェッショナルに相談することをおすすめします。

価格相場を把握する

マンションを含む不動産の価格相場は、その時々によって変化します。
そのため、マンション購入で失敗しないためには、購入時の相場をきちんと把握しておかなければいけません。
相場を知らなければ、割高のマンションを購入してしまうかもしれません。
ちなみに、購入するマンションの価格は、他にも以下のようなものを参考に決定されます。

・過去に取引された、購入する物件と条件が似ている物件の価格
・不動産会社等が建築や広告宣伝などに費やした費用

こちらも把握しておくことで、割高物件を購入する可能性は低くなるでしょう。

住環境、管理体制をチェックする

マンション購入で失敗しないためには、物件そのものをチェックするのも大切ですが、住環境や管理体制についてチェックするのも、同じくらい大切だと言えます。
どれだけ良い物件でも、住環境や管理体制が悪いと住みにくさを感じますし、なにより将来的に資産価値が低下しやすくなります。
そのため、以下の5つのポイントは、必ず購入前にチェックしましょう。

・駐車場やゴミ捨て場などの共用部分は綺麗かどうか
・どのような入居者がいるのか
・周辺の治安は良いかどうか
・スーパーなどのショッピング施設は近いかどうか
・学校は近いかどうか(子どもがいる世帯の場合)

災害の危険性についてチェックする

マンション購入の際、意外と忘れてしまいがちなのが、災害の危険性についてのチェックです。
つまり、マンションを購入するエリアにおいて、地震や台風、津波や洪水などが発生したとき、どれくらいの被害が予想されるのかというチェックです。
また、災害の危険性に関しては、ハザードマップを閲覧することで誰でもチェックできます。
こちらは、自然災害による被害を予測し、被害範囲を地図化したものであり、大規模な災害が多発する昨今、不動産会社の店頭などで目にする機会も増えていています。
そして、災害の危険性についてチェックするのであれば、その物件に適用された耐震基準についても確認しておかなければいけません。
耐震基準は、1981年に現行の新耐震基準に刷新されましたが、築年数が経過した中古マンションの中には、刷新前の耐震基準が適用されているものもあるため、注意が必要です。

しっかり内見をする

マンション購入に失敗する方の中には、いわゆる一目惚れのような感覚で、しっかり内見をせずに買ってしまうという方もいます。
そのため、内見をする際は、あらかじめ見ておきたいところをチェックリストにまとめ、確認漏れがないようにすることをおすすめします。
例えば、眺望や日当たり、風通しなどはもちろん、細かいところで言うと、生活動線や扉・窓の建て付けなどに関しても、内見ではチェックすべきでしょう。
また、マンションを1件しっかり内見しただけで満足してはいけません。
購入前には、少なくとも5件は内見で訪れるようにしましょう。
より念入りにチェックする方の中には、購入前に20件以上のマンションを見に行くという方もいるくらいです。

まとめ

ここまで、開業医引退後の住み替えにおいて、マンション購入で失敗しないためのポイントをいくつか解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
多額の資金さえあれば、理想的なマンションが購入できると考えていたら大間違いです。
あらゆる計画、確認、把握をしなければ、購入後に経済面や精神面、体力面でも苦しむ可能性があるため、むしろ必要なのは資金よりも知識だと言えます。


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