医師会の医師と交流を深めるコツについて解説します


開業医の方は、医師会に加入することで多くの医師との交流を図ることができます。
医師会に加入せず、自院での業務ばかり行っている場合、他の医師と関わる機会は少ないため、こちらは大きなメリットだと言えます。
今回は、医師会の医師と交流を深めるためのコミュニケーション術について解説します。

目次

医師会の医師と交流を深めるメリット

医師会に加入することで、所属する医師と交流する機会は多くなります。
それらの医師と交流を深めることにより、医療業界の情報交換ができ、経営や従業員教育などに役立てることができます。
また、自院の近くのクリニックの医師が医師会に参加している場合、そちらの医師ともコミュニケーションを取ることができ、親交を深めることで、悩み事について相談に乗ってもらえる可能性もあります。

医師会の医師と交流を深めるためのコミュニケーション術

開業医の方が、医師会に所属する医師と交流を深めるためには、以下のようなコミュニケーション術を駆使することをおすすめします。

・挨拶を徹底する
・ノンバーバルコミュニケーションを意識する
・結論からわかりやすく話す
・積極的に交流の機会をつくる
・自身のことを自然に開示する

挨拶を徹底する

こちらは、社会人として当然のことではありますが、きちんと笑顔で挨拶することにより、頻繁に会うわけではない医師とも良好なコミュニケーションを取りやすくなります。
また、挨拶は必ず自身からすることを心掛けましょう。
相手よりも先に挨拶をすることを心掛けるだけで、与える印象はグッと良くなります。
たとえ、相手の医師が自身より若かったり、開業医歴が浅かったりしても、常に謙虚な気持ちを忘れてはいけません。

ノンバーバルコミュニケーションを意識する

医師会の医師と交流を深めるためには、言葉によるバーバルコミュニケーションだけでなく、表情や態度などを使ったノンバーバルコミュニケーションも意識する必要があります。
どれだけ丁寧な言葉を用いても、表情が固かったり、態度が悪かったりすると、相手に与えるイメージは悪くなってしまいます。
一般的に、人は耳で聞く言葉よりも、目で見る態度を感じる傾向があり、特に開業医の場合、無意識のうちに表情や態度が高圧的になってないかどうかは、常に注意しなければいけません。

結論からわかりやすく話す

医師会の医師と情報交換をしたり、お互いにアドバイスを送り合ったりする場合には、結論からわかりやすく話すことが大切です。
結論から話すことにより、内容を短くまとめることができ、要点が相手に伝わりやすくなります。
逆に、結論にたどり着くまで長々と話していると、聞き手の医師は疲れを感じやすく、「話がしづらい人だ」という印象を与えてしまいかねません。

積極的に交流の機会をつくる

医師会に加入すれば、他の医師と交流する機会が増えるという話をしましたが、クリニックにとってプラスの情報を入手したり、アドバイスをもらったりするほどの関係になるには、こちらから積極的に交流の機会をつくらなければいけません。
例えば、複数の医師と面識があるのであれば、それぞれ個別に食事などに出掛け、プライベートな話なども含めて話す機会を増やすことが大切です。
もちろん、そのような業務外での交流を嫌がる医師もいるため、そこは相手のタイプを見極めて行動することが大切です。

自身のことを自然に開示する

医師会に加入する医師から有益な情報を得たり、クリニックのサポートをしてもらったりするためには、とにかくまず信頼してもらうことが大切です。
そのため、ある程度話ができるくらいの関係を築いた後は、自然な範囲で自身の自己開示をしましょう。
例えば、開業医自身の出身地や趣味など、プライベートな話を行い、話した内容に相手の医師が共感してくれた場合には、グッと距離が縮まります。
また、自己開示とあわせて、相手の医師について質問することができれば、より自然に和やかな雰囲気をつくることが可能です。

医師会の医師との交流で避けるべき表現や行動

医師会の医師と交流する際には、以下のような表現や行動を避けなければいけません。

・ネガティブな話題ばかりを振る
・一方的に話す
・相手の目をしっかり見ずに話す

例えば、自院の従業員や業界に関する悪口や愚痴など、ネガティブな話題ばかりを話してしまうと、お互いに気分が後ろ向きになりますし、人間性を疑われてしまう可能性もあります。
また、自分の話ばかりをして、相手の話を流したり、目を見ずに話したりすることも、印象を悪くしたり、「心を開いていない」と思われたりする原因となります。

まとめ

ここまで、開業医が医師会に所属する医師との交流を深めるコツについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
医師会は、貴重な同業者交流の場であるため、せっかく加入したのであれば、積極的にコミュニティを形成すべきです。
また、医師会に未加入の開業医は、情報収集や各種保険への加入といったメリットを享受すべく、加入することを検討してください。


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