出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する利点


出資持分ありの医療法人は、生命保険に加入することによって出資持分の評価額を下げることができます。
では出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する場合、評価額を下げること以外にどんな利点が生まれるのでしょうか?
利点だけでなく、欠点も併せて解説します。

目次

出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する利点とは?①それぞれの強みを活かせる

複数の生命保険に加入することには、それぞれの生命保険の強みを活かせるという利点があります。
同じ生命保険でも、当然ながらそれぞれの強みは異なるためです。
例えばメインの生命保険として日本の生命保険に加入し、利回りが良い外資系の保険も併せて加入するというような方法が実践できます。

出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する利点とは?②保険会社破綻のリスクヘッジができる

複数の生命保険に加入することで、保険会社破綻に対するリスクヘッジとなります。
例えば大きな災害が発生したとき、保険会社によっては保険金が支払われなくなる場合もあります。
また保険会社が破綻してしまった場合は、当然保険金を支払ってもらうことができません。
複数の生命保険への加入によって、このようなリスクを分散することができます。
保険会社が破綻することは極めて稀ですが、実際過去20年の間に、8社もの保険会社が破綻しているというデータもあります。

出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する利点とは?③担当者が増える

加入する生命保険の数が増えるということは、その分生命保険の担当者が増えるということになります。
複数の生命保険担当者に付いてもらうことで、幅広くさまざまなアドバイスが受けられます。

出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する欠点はある?

複数の生命保険に加入することによる欠点としては、まず手続きが煩雑になるという点が挙げられます。
また複数の生命保険に加入するということは、それだけコストがかさむことにもなります。
これらの欠点を回避したいという出資持分ありの医療法人は、複数の生命保険会社に相談をして、最終的に1社に絞り込むという方法で生命保険を決定することをおすすめします。

まとめ

出資持分ありの医療法人が複数の生命保険に加入する場合には、これだけの利点があります。
手続きが煩雑になり、コストもかさんでしまうという欠点はありますが、うまくやりくりすれば出資持分ありの医療法人にとってとても効果的な経営戦略となるでしょう。
また最初から1社に絞り込つもりでも、複数の生命保険に加入するつもりでも、複数の生命保険会社に相談し、それぞれを比較することは重要です。


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