クリニックを開業する医師の中には、「節税対策になるので、不動産を買いませんか?」といったような勧誘電話を経験したことがある方も多いでしょう。
ただ、このような電話で進められる物件は、割高だったり、収益性が低かったりするケースが多いです。
今回は、悪質な節税対策に関する勧誘電話の特徴を中心に解説します。
目次
医師は注意!悪質な節税対策に関する勧誘電話にはどんな特徴がある?
①非通知でかかってくる
悪質な節税対策に関する勧誘電話は、番号非通知でかかってくる場合が多いです。
悪質な業者ほど、医師側からコンタクトを取らせないようにする傾向があるためです。
②個人名を挙げる
悪質な節税対策に関する勧誘電話をしてくる人物は、「最近、○○病院の××先生にも、うちで不動産を買っていただきまして…」といったように、個人名を挙げることも多いです。
どうやって個人名を知り得たのかは定かではありませんが、他の購入者の個人情報を電話先で話すような業者は、とても信用できません。
③購入を急かす
悪質な節税対策に関する勧誘電話では、「早いもの勝ち」、「今購入しないと次はない」など、不動産の購入を急かしてくるケースも多々あります。
このような場合、割高もしくは収益性の低い物件を購入させようとしている場合があるため、注意しましょう。
医師に節税対策に関する勧誘電話がよくかかってくる理由は?
クリニックを開業する医師は、あらゆる職業の中でも、節税対策に関する勧誘電話がかかってくる可能性がとても高い職業だと言えます。
その理由には、以下のようなことが挙げられます。
①不動産投資向き
1番の理由は、やはり医師が不動産投資に向いているということです。
高収入かつ社会的信頼性が高い医師は、銀行融資などの審査に通りやすいため、不動産投資を始める際のハードルは、他の職業に比べて低いと言えます。
②節税対策をしたいと思っている人が多い
医師の中には、節税対策をしたいと思っている方が多くいます。
ただ、そのような医師のほとんどは、多忙により、不動産投資などの節税対策になかなか着手できていません。
悪質な節税対策に関する勧誘電話は、そのような医師を狙っているのです。
まとめ
医師が注意すべき、節税対策に関する勧誘電話の特徴を中心に解説してきました。
不動産投資が、医師にとって有効な節税対策であることは間違いありません。
ただ、それは医師自らが不動産会社に相談し、物件を選んで初めて有効になるものであり、電話で勧められた物件で不動産投資をしても、ほとんど恩恵は受けられないでしょう。