開業医でも、iDeCoを利用している人は増えています。
自分の老後の資産を積み立てられるだけでなく、節税もできることから開業医の税金対策の1つとして確立しましたよね。
その一方で、制度の改正等から、見直しが必要になる注意点もあります。
今回は、開業医でiDeCoを利用している人こそ、しっかりとご覧下さい!
目次
開業医の税金対策計画に関わる受給開始や加入年齢の変更点
開業医が計画的に税金対策できる手法のiDeCoですが、2020年に制度改正が行われました。
改正の背景には、年金の受給開始年齢がさらに引き延ばしになったことが関係していますよね。
開業医のみなさんも、自分が何歳まで働くのか、そのビジョンに変更が出た人がいるでしょう。
具体的には、加入年齢が60歳以降でも対象となり、受給開始の上限年齢が70歳から75歳に変わりましたよね。
このことから、60歳以降でも働いているならば、今後の生活の資金を確保する手段が継続できるようになります。
現段階でも、支払った掛け金は所得控除の対象になりますから、満足度の高い制度です。
いつまで利用できるかを、ここで今一度確認しておきましょう。
開業医とiDeCoの受け取り～受け取り方法で税金対策の範囲が変わる～
開業医にとって、iDeCoが税金対策になるかどうかは、受け取り時にも関わってきます。
年金形式と一時金として受け取る形式がありますが、そのまま受け取れる訳ではありません。
どちらの形式を選択した場合であっても、多少なりとも税金がかかるのです。
ですが、一時金の形式で受け取った方が、年金形式よりも軽減される可能性があります。
そのため、どのような形で受け取るのかも大切ですが、税金の視点から受け取り方を考えても良いでしょう。
特に開業医の場合は、経営状態にもよりますが、ある程度の資産を確保している人が多いです。
ですので、年金形式よりも一時金の形式で受け取っても問題ありません。
しかし、公的年金のように、毎月一定のお金が受け取れる方が生活面で助かる人もいますよね。
従って、自分が希望しているライフスタイルに合っている形式を選択しておくのが無難とも言えます。
まだ加入していない、運用を始めたばかりという人は、無理にすぐ決める必要はありません。
実際に仕事をしながら、老後の生活のビジョンを考えていって良いでしょう。
まとめ
今回は、開業医でiDeCoを利用中の人が知っておきたい税金対策の注意点についてお話ししました。
iDeCoに限らず、資産形成全般に言えるのは、将来のライフプランです。
どのような生活をしたいのかによって、当然お金の運用の仕方や受け取り方が変わりますよね。
それと同時に、将来想定される税金のことも考えられると、よりお得な生活ができるようになります。
税金の支払いで損しないためにも、今からできることはしておきま
