美容クリニックの経営メカニズム~平均単価の設定が高くなる理由を分析~


美容クリニックの場合、治療費が高いというイメージは一般的ですよね。
これには、自由診療であるということも関係しているのですが、設定の仕方は様々です。
設定には、どのような要素が関係しているのでしょうか?
今回は、美容クリニックの平均単価から、経営メカニズムを分析してみたいと思います。

目次

美容クリニックにおける平均単価はどのくらい?

経営メカニズムを分析する前に、美容クリニックにおける平均単価がどのくらいになっているのかを簡単に見ておきましょう。
自由診療がメインになっていることが多い事実を踏まえても、平均単価は治療によって数万円~数百万円と幅広い設定になっています。
例えば、一重から二重に変えたいという治療に関しては数万円で済んでも、大きな手術が必要な治療になると必要な金額が大幅に変わってきますよね。
基本的には、大掛かりな手術が求められるかどうかで、単価の設定も変わってくると考えて下さい。

また、美容皮膚科の場合は、医師が直接治療を行わない場合でも、数十万円の設定がされていることがあります。
例えば、看護師の施術で完了する治療であっても、そのくらいの価格設定がされていることもあるでしょう。
一般的な病気の治療と同じような金銭感覚で臨むと、考え方が違っているのが明らかですよね。

何より、平均単価が高いということは、経営に成功すると医師も高収入になることが予想できるでしょう。
収入にも関わるくらい、大切な要素になっているのです。

美容クリニックの平均単価が高い理由は自由診療以外にも

一方で、美容クリニックの平均単価が高めな理由は、投資している設備面にも関係しています。
本サイト内では、様々な診療科で開業するにあたり、設備面に必要な費用が紹介されていますよね。
その中でも、美容関係はダントツでお金がかかることで有名なのです。

お金がかかるのは、治療に必要な専門機器だけではありません。
美容クリニックのイメージを保つために、施設面や備品関係にも力を入れていることがありますよね。
それらをトータルで考えると、膨大な初期費用が必要になるでしょう。
仮にローンを組んでお金を借りたとしても、ある程度の収益がなければ返済することができませんよね。

医師本人の収入面だけでなく、クリニックの維持という視点からも、平均単価が高めになっている理由が理解できるでしょう。
確かに、治療面の満足度も含まれているからこその設定という意味もありますが、それだけでないのです。

まとめ

今回は、美容クリニックの平均単価から、経営メカニズムについて分析してみました。
治療等における平均単価の度合いは、患者さんの満足度だけで成り立ちません。
経営をしていくという観点からも、判断されている設定になっているのです。
このことは、美容関係以外の診療科であまり見られない光景ですよね。
自由診療がメインになるからこそ、価格設定は慎重に検討・判断するようにしましょう。


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